2011年3月30日水曜日

北海道連盟の行動は!原発の対策は!’11年3月30日

合掌
3月27日の考試審判員研修会の補講受講者は20名ほど。
震災に対しての黙祷をし、鎮魂行の意義を伝えた後に、阪神大震災の私の現地行きの経験を話した。
大津波、原発事故の二重の苦しみに未だ嘗て無いほどの苦しみ。
生き残った被災者の精神的苦しみは想像に絶する。

そんな中、同じ日本人の中に、我関せず他人事のように被災について不謹慎な言動の輩も目立つのは実に腹立たしく情けない。
被災の話をするときに、笑いながら「いやいや大変なことだ。」とその話題をまるで興味本位で話に興ずるような輩である。
そんな輩が我が組織にはよもやいないだろうとは思うのだが。

瓦礫の撤去が遅々として進まないのは致し方のないことだが、是非、精神的にも立ち直ることを期待したいと心から願うものです。
そのことが、亡くなられた人々への最大の鎮魂になると思うのだが、そうは容易には行かないことも今はまだ仕方がない。
これ以上もう涙が出なくなるまで悲しみ、そして、いつかどこかで立ち直る機会を手にしてもらいたいと切に願うものです。

北海道連盟の常任理事会が、補講と並行して午後2時から開催する旨、野坂理事長から朝聞いた。
北海道武専、北海道大会、他義援金等について、私の見解を述べた。

自己確立としての修行に纏わるものは平常心をもってして行うこと。
対外向けのものについては自粛。
義援金は即決断し対応すべきものと相談役の立場で理論的に説明しアドバイスした。

特に期待したことであるのだが、武専の学生諸君の叡智を集め、どのように我が同胞東北の援助が出来るのか問いかけ、彼らとともに行動することが金剛禅運動として当然のことであることを強調した。

執行部として現地に義援金とともに訪問お見舞い申し上げることに遅れをとってはならないことも強く伝えた。

津軽海峡を挟んでいることで、何か東北が地理的に離れているが如き錯覚があってはならない。
隣人が何もかも失った状況にあることを心して対応しなければならない。
事拙速にして判断を誤れば取り返しのつかないことになることになる等さらに強調した。  
風林火山の如く行動するのが今の北海道少林寺拳法連盟のあるべき姿でなかろうか!

北海道武専はどのように最終結論を出すのか?
北海道大会はどのように最終結論を出すのか?
義援金はどうするのか?その度量がはかられる!

福島原発の対策は、かなりの時間を要することになりそうだ。

最先端の現場の状況は、29日の北海道新聞の朝刊で、横田福島原発の保安院の所長の記事が掲載されていた。
食事のことに触れられていたが、余りにもひどい粗末な食事と劣悪な環境で命を張っての奮闘!
なぜそのようなひどい食事なのかが理解できない。
政府関係者の対応が余りにもお粗末であるとしか言いようが無い。
あのような栄養摂取では最先端の命がけの仕事ができるはずもない。
彼らのような専門家が倒れてしまっては、誰がこの難局を乗り切ることができると言えるのか!

政府並びに政治家の読みの甘さがさらに露呈されはしないか心底懸念される。

自衛隊原発特殊部隊、さらにはアメリカ軍、フランスの原発専門家にそれこそ丸投げで依頼することが急務と思うのは私だけであろうか!
広島長崎の被曝体験の日本が、これ程手を拱いているのは、あらゆる被曝のデータをGHQが全て握っているからであり、対策が後手後手にまわるのは明白である。
首都東京に近いこの問題を早急に解決することがこの国難を乗り切る基本的課題であることを日本国民も世界中の人々も知っていいる。
与野党問わず、国難を乗り切ることのできる人材にすべて任せる度量が必要である。
狭い国土の日本の立場は急速に悪化して行くのを指を咥えて待つなど到底我慢できやしないのである。

合掌再拝 池上

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