2011年3月13日日曜日

大規模地震 tsunami

合掌
11日国会中継を見ていたときに自宅が大きく揺れた。震源地が三陸沖と知ったことで、これは関東大震災並みだと直感した。
それほど震源地と距離との関係であまりにも揺れ方が異常だった。
私が大学入学した年、大学構内にいたときのこと。
地面が波打ち、歩くことができないくらいの地震が十勝沖地震だったのを記憶している。

今回、これは、大変な津波になると感じていたときに、NHKのヘリコプターから映像を見たとき唖然とした。
実際初めての映像は、人間のあまりにもあっけない自然災害の犠牲の姿であった。
その渦中の人々の恐怖は言い知れないものであり、ただただ祈るばかりでした。

仙台空港は、山形武専指導に行く際、2月12日14日に利用したばかり。
仙台空港に着陸するとき、いつも感じていたのが、太平洋からあまりにも近いなということ。
私は、以前、海での仕事をしていたので、魔の南氷洋の海域の数十メートルのうねりを経験したことで、地震による津波の恐ろしさを地球儀をみるたびにいつか起こるのではないかと考えていました。

道場でよく、太平洋プレート、大陸プレート、アメリカプレート、フィリピンプレート等の科学的な学科学習の際に、触れていたことであったのを拳士諸君は記憶していると思います。
これから、日本列島の海面より上部のみならず、海底地形にも興味を示してはと思います。
今回の地震は日本列島を縦断するが如きの移動がなされており、北海道もそのうち起こるのでないかと懸念されます。
というのも、この砂川、滝川、浦臼も活断層があると聞いています。
砂川に住むようになって、三度程直下型の地震を経験した?ような気がします。
ぐっすり眠っていた朝方のドンというのを経験したことでそんな気がしています。
日本列島に住んでいる以上、今回の大地震がトラウマにならなければとは思います。が、何らかの危機対策が必要と思ったのは、私だけではないはず。

いつか、太陽がその輝きを終えるときはあるのだが、少なくとも日本列島が、列島沈没なんてことにらないことを祈るばかり。
ひとは弱いものというのを身をもって知らされた。
それだけに、人類はこの地球に大いなる責任があるのではないか。

阪神の震災時、海から神戸に上陸したことを思い出す。あの時は北海道少林寺拳法連盟を代表して援助金を持参して訪れた。大変な惨事であったのは言うまでもありません。今、復興したのは奇跡ではないかと思うし、人間の強さも感じます。

今回はあの時以上に、規模が大きく、自衛隊の力がなければこの危機を乗り切れないのは明白。

森拳士、酒井拳士から出動待機のためしばらく稽古に行けないと連絡がありました。
また、次男の航大も派遣されると連絡がありました。
お国のために尽くして来いと伝えました。

言うのは易いが、実際に被災地における救助活動等、大変なことである。
そして、政治家は特に真剣にこの事態に取り組むことだ。
国の危機管理は、指導者を頼りにするしかないのだが、命を賭してやってほしいものだ。

日本は海に囲まれた美しい島国であり、海に落ちる夕日の美しさは日本人の心の美しさにもつながる、
人間と自然との共生は、いつのときも自然を優先することが大事なことではあるのだが、なかなかそうではないことが多いのだろう。
原子力発電所の今回の災害に対する抜本的対策が急務であることも、自然の脅威から人間に与えられた教訓であった。

亡くなられた人々のご冥福をお祈りすると共に、その犠牲を無にすることなく未来に活かすことを誓うものとしか言いようのない思いでいっぱいです。

最後に、イギリスから、James先生始め、多くのお見舞いのメールを受け取りました。ありがとうございました。
合掌 再拝 池上

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