合掌
前代未聞の受験に関わる事件が起きた。
知恵袋なるものを利用して解答し大学受験を成功させようとした。
このブログもIT利用の最たるものだが、現行の受験は、あくまでも自分自身のアナログによる作業によって合格の栄冠を得るもの。
ひとに解いてもらった、しかもそれが正解かどうかも判然としないのにただ書き写すだけの記述は試験を受けたことにはならない。
もし、そうした結果入学したとして、大学の授業についていけるのだろうか。
誤魔化しはできても、生涯自分を誤魔化すことはできないのだから、己を拠りどころにすることは到底あり得ないことになる。
辛い一生を味わうことになろう。
少林寺拳法の技術の習得も、自分の体を使って行うのだから、その修行は、痛さも厳しさも味わうアナログの最たるものである。
アナログだからこそ楽しいと思える余裕がほしい。
何が起こるかわからないから修行であって、全てが楽に約束されることなど到底あり得ない。
全てが楽しいハイキングのようなものだといいのだろうが、そうは実社会は甘くない。
地球上の生命全てに過酷な運命が待ち受けていると考えていいのかも知れない。
人に与えられた能力を、あやまった方向にもっていかない強い精神力が必要なのだろう。
鎮魂行にひととしての生き方が示されている。
バランス感覚とは何かを自覚し、自分にあった人生を送ることもよき生き方ではないか。
さてさて、今日の稽古も、組手主体を楽しみ、よき一日にしようではないか。
極力、鎮魂行に間に合う努力をしてください。
鎮魂行は健康の源!
合掌再拝 池上
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