合掌
機構改革前の特別昇格試験ということで例年にない受験者数。
18日金曜日から本部へ向かう。
被災地の安否不明者の心配をしながらの本部帰山となりました。
原発の事故対策の進捗が、被曝(原発事故で放射線にさらされる。)の意味が良く理解できないことから、どうなっているのかがまったく分からないままに皆が不安に苛まれた。
過去に経験したことがない悪夢の中にいる。
しかし、現場から離れれば離れるほど希釈な感覚が疎ましい。
外国からのメールの殆どが、日本脱出したほうがいいという内容のものばかり。外国にいる拳士が外国の情報のなせるものから日本の友人を心配してくれるメールや電話。
目に見えない敵の恐怖が、人を右往左往させる。
津波の安否不明者に意識が行かなくなり福島の原発にばかり目が行く。
どこで何が狂ったのか?
これ程一気に地球規模で意識が変質してしまうのは経験のないことではなかったか?
自然に対する畏敬の念が一気に人間を襲ったと言える。
便利なものほど、ある日突然まったく役に立たなくなることに気がついたのかもしれない。
結局、一馬力の人間が団結して協力して自己保身ではない、自他共生の生き方を学び実践することが、安心で心豊かな郷土や国をつくることになるのだと言えるのかも知れない。
今回の特昇の行事の際、東大少林寺拳法部の眞田先生との交流が目を引いた。昨年フィンランドでの少林寺拳法の交流の冊子を頂いたことで、氏の人間性を垣間見ることができた。
高松空港までのシャトル便のタクシーは、北大少林寺拳法部監督北大教授野坂北海道連盟五代目理事長が前席、眞田前東大少林寺拳法部監督石神井道院長、私がその隣。
北大勢は、東大の独壇場に場を譲る雰囲気。
前日、私は多度津駅から本山までの往路、一人の青年と同行。
特昇受験者らしいので、いつもの私流のコミュニケーションで、東大の4年生であると聞いた。
当然、前監督の眞田先生の話になる。
私の談:眞田先生から元気をとったら何が残ると言えるか?
彼の談:同調!
眞田先生は東大の監督であることを実に誇りに、退官まで東大の眞田の名声はやむことがなかった。
素晴らしい監督! 自他共に認めるところ。
眞田先生から見せていただく写真は、どれも妙齢の麗しき女性が隣にいるのがうらやましい?と思われた諸氏は多いのではないか!
高松羽田空港間、氏から頂いたフィンランド旅行紀をじっくり読ませていただいた。書かれた東大女性キャプテン;通訳をしながら演武披露等疲労を増幅させたように思われたが、彼女にとってはよい経験であったのは事実。
19日、五段の三名の女性受験者の口述試験を京都の永田先生と担当しました。
私は緊張を解く質問をしました。
一気に3名もの女性受験者を担当したことはなかったので女性ならではの役割を永田先生問う。
どの拳士も、モチベーション高く、道院の底力!エネルギーは女性から!
20日の正拳士四段受験者(全員埼玉の拳士)を高知の坂本先生と担当。
私が試験官でラッキーと思った受験者が多かった?
審査は厳しく採点は半ばは人の為にとは眞田先生のお言葉だったか?!
埼玉武専、確か今年派遣予定にあった。また、武専で会うやも知れず。
楽しみである。
考試は受験者のみならず、考試員も実に苦労するものである。その立場に立つとお分かりいただける。
さあ、特昇に臨む拳士は幅広い知識と拳士としての社会貢献、すべからく社会とのかかわりが問われるのである。
出鱈目百回出鱈目がうまくなる。気をつけよう!気をつけよう!
74戦車;福島原発 瓦礫を除去のため出動すると報あり。
沈静化に向けて自衛隊の役割: 結局アナログのパワー。
毎朝、鎮魂行実践!南無ダーマ!
合掌再拝 池上
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