2011年4月8日金曜日

震災が更に人災に変化。原発の汚染水、海に放出?!

合掌
大津波の被災が、原発の放射線の被曝、そして汚染水の海への放出。
「人類として決して超えてはいけない行為」と歴史は断ずることになるであろう。

海を愛する私は、最も恐れていたことを起こした人災に唖然!
漁業者の生活を保障する等ということとは、全く次元の異なる原子力発電の超えてはならない地球規模のモラルである。

ガイアは人類だけのものではない

制御できなければ、所持してはならないものであろうことは明白。
人類だけが知的生命としてこの地球を支配できるなどと思い上がってはならない。
地球の他の生命が言葉を発することができるなら、人間の数など他の生命の数に比較したら微々たるものであろうから非難囂々は免れない。
いつまでもこの地球に君臨したいなら、仏の心で地球に住まわせてもらっている謙虚さが必要だ。

さてさて困ったことになった。

汚染水の誤った処理は国際社会に到底認められはしない。
海は流れ回遊していることに気がつかないはずはない。
原発の汚水処理は少なくとも平和時にあってもその処理は海に垂れ流しすることはない。
法的にも許されないことなのに、それを見てみぬ振りをするのは如何なものか!
日本は被爆国であるが、しかし、あの悲劇の科学的データはすべてGHQが所持していて、日本には被曝に対する処置の知識は希薄であることは明白。
それだからして、フランスなどの事後処理を頼りにしようとしている実態は余りにも情けなく心底不安に苛まされる。
この時こそ、原爆のデータを所持し、十分に研究しているアメリカ合衆国の援助を当然の如く得ることだ。何のための日米安保なのかと言わざるを得ない。
自衛隊の特殊部隊とアメリカの特殊部隊に任せることしか今は解決のしようがないのではないか。
言葉だけで非難するその無責任さは、自分で処理できるならともかく、できもしないのだから、今は言葉を慎むべきではないか。

普天間基地の問題とリンクさせている社説もあるようだが、今アメリカに手を引かれたらこの原発の解決は到底侭にならぬであろう。

日本の国の国際的信頼は急速に失われつつあることに危機感を持たなければ、子供たちの将来は実に危ういと言える。

エネルギー政策の今後の問題とは一線を画し、危急的に対処することは、政治家の権力闘争とは別次元である

この問題を解決できる政治家が強いリーダーシップを執り、日の丸日本が海の藻屑にならぬよう祈るばかりである。
この問題は誰あろう私も含めてすべて現人類の責任であることを忘れてはならない。
自分の周りの子供、孫の顔を見たら、この地球を大事に大事に育て未来に手渡す必要があるのではないか。

汚水は少なくとも大型タンカーにでも入れる位の覚悟でやるのが政治責任である。
国際的貨幣経済を超越した判断が至急の課題である。

誰が政権を取るか等と言っている暇がないのはすぐに分かることになっては後の祭り。
日本が海に沈まなくても地表に存在していてもいなくても安全な国と言えなくなってしまっては日本が日本でなくなる!

日本人の住む国は日本のこの狭い島国の中だけであるのだから、山の緑も海の緑も守る愛民愛郷の精神が、政治家、経済人の大いなる責任と言える。
拳士諸君、協力して世界の平和と福祉に貢献しようではありませんか!
それが、私たちの金剛禅運動と相容れるものではないであろうか!

合掌 池上治男

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