2011年12月4日日曜日

特別昇格試験から戻りました。2011年12月4日

合掌
2011年12月4日(日曜日)
中国、関東、東北の合同特別昇格試験から戻りました。

上板橋区体育館で開催された四段五段の特別昇格試験において、四段の技術、五段の口述試験を担当しました。
四段の技術は京都の永田先生と、五段の口述試験は神奈川の林先生とそれぞれ担当しました。

四段には今年武専で訪問した埼玉からの受験者が来ていました。
見覚えのある顔であり、武専在籍者であれば技術も大丈夫であろうと思いました。
千葉武専で出迎え等お世話になった井形先生の女性拳士も四段の受験に来ていました。ほんの少しの間であったが挨拶をすることができました。

技術においては、体構え、運歩法、相手との対峙の仕方を含め正しい法形をしっかり知識として身につけることが必要であることを受験者は感じたのではないでしょうか。
単独演武としての天地拳のさらなるその技術的意味を再確認することも強く感じたものと思います。動きの基本がそれら単独演武の中に凝縮されているのですから普段の修行の中でしっかり練ることが必要でしょう。
これでいいということはないのです。

少林寺拳法の技術がなぜ護身において如何に素晴らしいものであるかを理解しなくてはなりません。

また、宗教概論としての「正しい釈尊の教え」とは何かをしっかり知識として把握し、しっかり説明できなければ少林寺拳法の拳士として、金剛禅運動を押し進めることは困難ではないだろうか。

まず、毎朝、鎮魂行を行うなど修行者としての日常を過ごすようにしなくては、指導者としての魅力を持ちえることはかなわないであろう。

私が担当した受験者は全員合格したが、ここから新たな道が始まることを合格した拳士それぞれが思いをいたる事である。
皆さんの力が結集してはじめてこの特別昇格試験が生きるのであるから!

北海道の冬の中にまた戻りました。
今週一週間は冬の中で過ごすこととなります。
道院の稽古、クラブの稽古、学科休まずに参加してください。

合掌再拝 池上治男

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