2011年12月23日金曜日

2011年12月18日神奈川武専感想文から

合掌
神奈川武専近藤先生から感想文を送付頂いた。
丁度、届いたときは外が猛吹雪で目も開けられない激しい冬至翌日である。
除雪の手を休めて感想文を一枚一枚読んだ。神奈川武専の学生の講義、技術に対する真剣さが伺えるものであり、大変嬉しく拝見した。
それらの内容を原文のままに紹介し、私自身の参考にさせて頂き今後に反映したいと考えます。

一度に書き込むのは時間を要するので何度かに分けたいと考えます。

釧路鶴舞道院の加藤忍先生のご令室が逝去されました。
ここに慎んで哀悼の誠を捧げます。
先生には早速電話でお悔やみを申し上げました。
釧路武専の折に奥様があまり長くないというお話をされていました。
長年連れ添った奥様の逝去は悲しみの何ものでも在りません。
お参りに向う電車の野坂理事長と電話で話し、くれぐれも宜しくと伝えました。
空知教区からは供花、それぞれご香典を差し上げる旨、加藤先生にもお伝えし、お参りに行かない非礼をお詫びしました。

神奈川武専感想文
予科1年
1)内修と外修の話であったが、鎮魂行の重要性が良く理解できた。
  また、「魅力のない自己は無力なり」という言葉が心に響いた。
  基本が今まではあまり自分の中では理解できていないことがあり、深く 
  考えさせられた。

2)魅力=自負の強さと私はとらえました。自負の強さにより技はするどさを
  増します。それが力につながるものと、社会生活の中でも通じる話です
  ので納得しました。
  つばめ返しの注意点、巻き小手から固めの連反攻、横転のコツ 

3)内修のスタートとして鎮魂行を毎日毎朝歩きながらでも良いので行おう
  。自身確立ではなく、自己確立を。外修として実用となる事を身につける
  こと。魅力のない自己は無力である。
  指導論において語られたように外修として実用になるような白蓮拳や
  巻き小手からの固め等大いに参考になった。

4)鎮魂行は毎日すべし(坐禅をする自身が本尊)
  自己確立と自身確立は異なる。
  魅力のない自己は無力なり(内修も外修)

5)「やるべきときに、自分から行動しなければない。」ことが印象深かった。
  日々の意識のしかたが大切。
  巻小手の固め技の極め方は何通りもあり、場面により使い分けられる 
  ようにしたい。

6)道院等4つもかけもちで、且つお仕事もされているのにおどろきました。
  内修、外修を毎日されているとこうも違うものかと思い知らされました。
  いつ死ぬかわからないので全力でとり組みたいと思います。
  献血に行っていて最初の方を見逃し惜しいことをしました。
  天地拳第三の相対は演武で丁度やろうをしていたので参考になりまし
  た。巻小手からの龍固の変化技が面白かったです。

7)いろいろな例を出して教えていただきました。ハンターを例に信用などを
  教えていました。勉強になりました。
  技術:またちがうやり方で楽しかったです。

8)「魅力のない自己は無力なり」死ぬ前に自己を確立し魅力ある人間に
  なれるよう内修面、外修面を修行する。
  ちょっと難しい技がありましたが、もっと練習します。

9)実体験を交えてはなしてくれたので楽しく聞かせてもらえた。
  「リーダーとしての心構え、信頼されるためには」勉強になりました。

10)自分はまだ20代で、自分のことで精一杯です。明日、死ぬかもしれな 
   いなんて考えたこともなかったですが、年をとって、まわりに自分の経
   験を語れるようにがんばっていきたいと思いました。
   横転は腹筋を使うことを知りました。掛け手もちょっとコツをつかめば
   効果的なのだとわかりました。

一度に書き込むのは少し時間がかかりますので、10名くらいづつにしたいと思います。

今から滝川まで外出しなければなりませんのでここまでにしておきます。
予科の学生のここまでの皆さんに私の意とするところを素直に聞いていただき大変嬉しく思います。
開祖の魅力により、私たちはここまで来ました。
先輩や後輩、友人の指導者が他界していく中で我々残っている指導に当たるものの責務であると考えています。

北海道武専の指導に来られた先生で他界された思い出に残る先生

東京の澤田先生(道東武専補講に一緒に指導に当たりました。私の弟子が先生のところでお世話になりました。)

埼玉の小坂先生(私の一年後輩)いずれも魅力溢れていた拳士でした。

明日の滝川クラブの稽古、仏教徒である私はクリスマスの日ですが今年最期の稽古です。ふるって参加してください。

昨日の忘年会楽しく過ごすことが出来ました。
皆沢山食べましたか!
良い年を迎えてください。
冬至が終わりました。今日からまた太陽の出る時間が長くなります。
春は後100日待てばいいのです。

合掌再拝 池上治男

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