2011年3月30日水曜日

北海道連盟の行動は!原発の対策は!’11年3月30日

合掌
3月27日の考試審判員研修会の補講受講者は20名ほど。
震災に対しての黙祷をし、鎮魂行の意義を伝えた後に、阪神大震災の私の現地行きの経験を話した。
大津波、原発事故の二重の苦しみに未だ嘗て無いほどの苦しみ。
生き残った被災者の精神的苦しみは想像に絶する。

そんな中、同じ日本人の中に、我関せず他人事のように被災について不謹慎な言動の輩も目立つのは実に腹立たしく情けない。
被災の話をするときに、笑いながら「いやいや大変なことだ。」とその話題をまるで興味本位で話に興ずるような輩である。
そんな輩が我が組織にはよもやいないだろうとは思うのだが。

瓦礫の撤去が遅々として進まないのは致し方のないことだが、是非、精神的にも立ち直ることを期待したいと心から願うものです。
そのことが、亡くなられた人々への最大の鎮魂になると思うのだが、そうは容易には行かないことも今はまだ仕方がない。
これ以上もう涙が出なくなるまで悲しみ、そして、いつかどこかで立ち直る機会を手にしてもらいたいと切に願うものです。

北海道連盟の常任理事会が、補講と並行して午後2時から開催する旨、野坂理事長から朝聞いた。
北海道武専、北海道大会、他義援金等について、私の見解を述べた。

自己確立としての修行に纏わるものは平常心をもってして行うこと。
対外向けのものについては自粛。
義援金は即決断し対応すべきものと相談役の立場で理論的に説明しアドバイスした。

特に期待したことであるのだが、武専の学生諸君の叡智を集め、どのように我が同胞東北の援助が出来るのか問いかけ、彼らとともに行動することが金剛禅運動として当然のことであることを強調した。

執行部として現地に義援金とともに訪問お見舞い申し上げることに遅れをとってはならないことも強く伝えた。

津軽海峡を挟んでいることで、何か東北が地理的に離れているが如き錯覚があってはならない。
隣人が何もかも失った状況にあることを心して対応しなければならない。
事拙速にして判断を誤れば取り返しのつかないことになることになる等さらに強調した。  
風林火山の如く行動するのが今の北海道少林寺拳法連盟のあるべき姿でなかろうか!

北海道武専はどのように最終結論を出すのか?
北海道大会はどのように最終結論を出すのか?
義援金はどうするのか?その度量がはかられる!

福島原発の対策は、かなりの時間を要することになりそうだ。

最先端の現場の状況は、29日の北海道新聞の朝刊で、横田福島原発の保安院の所長の記事が掲載されていた。
食事のことに触れられていたが、余りにもひどい粗末な食事と劣悪な環境で命を張っての奮闘!
なぜそのようなひどい食事なのかが理解できない。
政府関係者の対応が余りにもお粗末であるとしか言いようが無い。
あのような栄養摂取では最先端の命がけの仕事ができるはずもない。
彼らのような専門家が倒れてしまっては、誰がこの難局を乗り切ることができると言えるのか!

政府並びに政治家の読みの甘さがさらに露呈されはしないか心底懸念される。

自衛隊原発特殊部隊、さらにはアメリカ軍、フランスの原発専門家にそれこそ丸投げで依頼することが急務と思うのは私だけであろうか!
広島長崎の被曝体験の日本が、これ程手を拱いているのは、あらゆる被曝のデータをGHQが全て握っているからであり、対策が後手後手にまわるのは明白である。
首都東京に近いこの問題を早急に解決することがこの国難を乗り切る基本的課題であることを日本国民も世界中の人々も知っていいる。
与野党問わず、国難を乗り切ることのできる人材にすべて任せる度量が必要である。
狭い国土の日本の立場は急速に悪化して行くのを指を咥えて待つなど到底我慢できやしないのである。

合掌再拝 池上

2011年3月24日木曜日

被災地対策の現状 2011年3月25日現在(2週間経過)

合掌
大津波の被害と原発の影響における緊急対策について
被災に遭った人の数が余りにも多すぎて、食料を含む生活物資が思うように配られる状況になっていない。
この状況であれば、避難場所だけにいては命をつなぐことが難しくなると懸念される。
選挙が始まる時期ではあるが、現状を考慮するとそれどころではないのではないか。

ライフラインが未整備で、頑張れ、頑張れだけでは、緊急を要する被災者にには何もならない。
援助を待つという人の数が余りにも多すぎるということに対する政府の指導力を早急に発揮すべきではないか。
適切な対策が何なのかという判断が極端に甘いといえる。
緊急的な疎開を柱に持たないと医療援助を待つ間に取り返しのつかないことになるのは容易に判断できる。

阪神大震災とは、被災地の環境が余りにも違いすぎる。

大都会を背景にした神戸とは、東北の被災地はその被災の質がまったくために主食の配送だけでも人手と避難者数の三食を賄うのは限界があると言える。
お金はただの紙切れ状態が長く続くようであれば健康をさらに害することとなる。
通常でも介護を必要とする被災者の保護は、被災地自治体だけでは遅々として進まない。
被災者はできるなら早急に疎開を考えることも必要。長期疎開にはならなくとも、ライフラインを回復するなど、危機管理の考え方を変更することは政府主導が必要。

犯罪対策も緊急課題。兎に角、余りにも被災地の広さは計り知れない。

テレビ局の被災報道は各社ばらばらで、通常の事件を報道するが如きの内容が延々と続いている。
各社が共同して被災地被災者援助につながる報道を各社分担することも考えるべきと強く思う。

日本テレビの「なんだかどん」だか分からないが、昼の番組を見て呆れた。
タレントが何か訳もなく何かの料理を食べてああでもこうでもないという放映!
今、被災地は何が起きているのが分かっているのか!
馬鹿者が!
こんな放送なら放送を止めて、節電したらいい。呆れて物が言えない。
この番組のデイレクターが少林寺拳法の関係者でないことを祈るばかり。

北海道の我々にとって、被災地の厳しさを実感できていないのは仕方がないだけではいけない。

被災者の皆さんの肉体的にも精神的にも健康を回復されることを祈るばかりです。

原発の関係者のそれぞれの立場における職務を全うする皆さんの健闘を祈るばかり。おきてしまったこの被害をを最小限にとどめるよう期待します。
命がけの職務、専門外の我々は見守るしかできない。

あらゆる科学・化学分野の専門家を将来もっともっと多く育成しなければ日本という国、民族は生き残ることが難しいことになるのが懸念される。
もし、専門家がいなければどうにもならぬ程、科学・化学が発達しすぎたとも言えなくはない。

合掌再拝 池上

2011年3月21日月曜日

特別昇格試験の考試員として 2011年3月18~20日

合掌

機構改革前の特別昇格試験ということで例年にない受験者数。
18日金曜日から本部へ向かう。
被災地の安否不明者の心配をしながらの本部帰山となりました。

原発の事故対策の進捗が、被曝(原発事故で放射線にさらされる。)の意味が良く理解できないことから、どうなっているのかがまったく分からないままに皆が不安に苛まれた。
過去に経験したことがない悪夢の中にいる。
しかし、現場から離れれば離れるほど希釈な感覚が疎ましい。
外国からのメールの殆どが、日本脱出したほうがいいという内容のものばかり。外国にいる拳士が外国の情報のなせるものから日本の友人を心配してくれるメールや電話。
目に見えない敵の恐怖が、人を右往左往させる。

津波の安否不明者に意識が行かなくなり福島の原発にばかり目が行く。
どこで何が狂ったのか?

これ程一気に地球規模で意識が変してしまうのは経験のないことではなかったか?
自然に対する畏敬の念が一気に人間を襲った言える。

便利なものほど、ある日突然まったく役に立たなくなることに気がついたのかもしれない。

結局、一馬力の人間が団結して協力して自己保身ではない、自他共生の生き方を学び実践すること安心で心豊かな郷土や国をつくることになるのだと言えるのかも知れない。

今回の特昇の行事の際、東大少林寺拳法部の眞田先生との交流が目を引いた。昨年フィンランドでの少林寺拳法の交流の冊子を頂いたことで、氏の人間性を垣間見ることができた。
高松空港までのシャトル便のタクシーは、北大少林寺拳法部監督北大教授野坂北海道連盟五代目理事長が前席、眞田前東大少林寺拳法部監督石神井道院長、私がその隣。

北大勢は、東大の独壇場に場を譲る雰囲気。

前日、私は多度津駅から本山までの往路、一人の青年と同行。
特昇受験者らしいので、いつもの私流のコミュニケーションで、東大の4年生であると聞いた。
当然、前監督の眞田先生の話になる。
私の談:眞田先生から元気をとったら何が残ると言えるか?
彼の談:同調!

眞田先生は東大の監督であることを実に誇りに、退官まで東大の眞田の名声はやむことがなかった。
素晴らしい監督! 自他共に認めるところ。

眞田先生から見せていただく写真は、どれも妙齢の麗しき女性が隣にいるのがうらやましい?と思われた諸氏は多いのではないか!

高松羽田空港間、氏から頂いたフィンランド旅行紀をじっくり読ませていただいた。書かれた東大女性キャプテン;通訳をしながら演武披露等疲労を増幅させたように思われたが、彼女にとってはよい経験であったのは事実。

19日、五段の三名の女性受験者の口述試験を京都の永田先生と担当しました。
私は緊張を解く質問をしました。
一気に3名もの女性受験者を担当したことはなかったので女性ならではの役割を永田先生問う。
どの拳士も、モチベーション高く、道院の底力!エネルギーは女性から!

20日の正拳士四段受験者(全員埼玉の拳士)を高知の坂本先生と担当。
私が試験官でラッキーと思った受験者が多かった?
審査は厳しく採点は半ばは人の為にとは眞田先生のお言葉だったか?!

埼玉武専、確か今年派遣予定にあった。また、武専で会うやも知れず。
楽しみである。

考試は受験者のみならず、考試員も実に苦労するものである。その立場に立つとお分かりいただける。

さあ、特昇に臨む拳士は幅広い知識と拳士としての社会貢献、すべからく社会とのかかわりが問われるのである。
出鱈目百回出鱈目がうまくなる。気をつけよう!気をつけよう!

74戦車;福島原発 瓦礫を除去のため出動すると報あり。
沈静化に向けて自衛隊の役割: 結局アナログのパワー。

毎朝、鎮魂行実践!南無ダーマ!

合掌再拝 池上

2011年3月18日金曜日

鵜野さんへ

合掌

人間には予測のつかない突然の悲劇。
だいじな「友人の生」を確認できて心の折れそうだったところに光が見えましたね。

看護の基本理念を現実の事態で知ったのだと思います。
多くの人命の悲劇は、生を享けた私たちにこれからどう生きるべきかを示しています。

私には4人の子供がいます。
滝川高校を長男・次女が卒業しました。
長男は今上海に、次女は東京に。次女はあの日会社からアパートまで3時間歩いたそうです。

東京にいる姉と姪二人を心配して、長男が上海からすぐ電話がありました。
車にいた長女は、自宅に駐車場についてすぐの地震、孫が後部座席で寝ていて、左右に揺れ動く車のハンドルを必死に握り締めていたそうです。

上海からは日本の悲惨な映像が速報されたのだそうです。
世界中が見守る中、多くの犠牲者が出たのをまだはっきりとは遠隔地のひとには分かりませんでした。

そして次男は,被災地救援に出向いています。

どの家族もみなそれぞれの肉親を心配し、
みんなが、それぞれの立場でできることをしているのではないでしょうか。

鵜野さんは、
友を家族を失った多くのひとの気持ちを汲み、
天職としてひとの幸せを追求しながら地道に努力を重ねてください。
若い皆さんに未来がかかっているのではないでしょうか。

阪神大震災のとき、北海道少林寺拳法連盟を代表して200万円の義援金を手に海から神戸のまちに上陸しました。
悲惨な神戸のまち、惨憺たる光景を目の当たりにしました。

都市は再建されても、ひとの心は容易に再生回復するものではありません。
ひとは必ず死を迎えます。
鵜野さんの仕事はひとに希望を与える崇高なしごとです。
崇高ということはむずかしいことです。

仲間と今できることは何か、「無理はせず、考え、あせらず」行動してみては如何でしょうか。

被災に遭わなかった地域、人々が元気でなければ弱者にある人々を手助けすることはできません。 相互依存!自他共生!

旭川医科大学はすばらしい大学です。最高学府で学ぶ皆さんが地域医療に貢献し、あなたに世話をしてもらってよかったと思ってもらえるすばらしい医療従事者になることを期待しています。
純粋な気持ちを持ち続けることがだいじなことなのだと思います。

一日も早く翔子さんのなまの声と、早く会えることを祈っています。

合掌再拝 池上治男 

2011年3月17日木曜日

東北地震少林寺拳法宮城県連盟柏木博文先生無事

合掌 
3月17日10時13分 柏木孝さん(柏木博文先生のいとこ)から、本人家族とも無事であると確認できたと電話がありました。「私の方から、総裁、本部、武専に無事であることを連絡しておきます。」と伝えました。


昨日
砂川クラブの稽古の後、google person finder を確認したところ、従兄弟の孝さんが書き込みしてあり、その携帯電話に連絡。「まったく連絡がつかない状態。ただ、製氷の仕事をしていて地震発生時にどこにいたかだけが心配。気仙沼のその地域で下水道の仕事をしていた人たちは仙台に戻って来たので、何とか無事であることを祈るばかりなんです。」と話していました

本部、武専に至急電話連絡し、その後すぐに総裁に連絡しました。

総裁から、「ありがとうございます!本当によかったです。被害が明らかになる毎に涙です。原発の状況も影響し都内も物がなくなり外国人は国外脱出。ガソリンもないです。」とありました

昨日の稽古の際、話したように、今北海道にいる私たちは、平常心で生活すること。日本国の全てがパニックにならないように、受け入れができる地域の確保は重要な課題である。行き場所を失ってしまっては日本壊滅などということになってしまいます。自力ということの意味をひとりひとりが考えること。
あらゆる経済システムに影響することを認識し日本という地震国に生きていることの覚悟が問われています。

今回の地震の流れが、渡島地域、函館、奥尻に移動しました。
前に話したように、恐らくこの地域にもあるやもしれません。そして収束に向かうのではと期待しています。

今、ブログ更新中に、旭川医科大学の学生支援課から電話あり。博文さんの子供さんが本学の生徒であり、安否確認ができずにいる。
google person finderで見て、孝さんに電話したが障害でつながらず私に電話してきたとのこと。大変心配しています。
「じゃ、再度、孝さんに連絡してお嬢さんの無事を確認して連絡します、と伝えた。
そこで孝さんに電話、すぐつながった。旭川医大からの内容を伝えた。
孝さんは、「市場に勤務している親戚である人が博文と直接話して無事だと聞いた。津波は3メートルあったが、博文一家の家は、15メートルの位置にあり大丈夫だったようだとのこと。もし、家族に何かあれば話すはずだから翔子も無事なはず。そう、私も思います、わたしから旭川医大に連絡しておきます。」と伝えた。

すぐに、学生支援課に電話。無事だということで現状判断。
こうしたことを、考えると安否情報は兎に角大事なこと。
何より、生存していることが唯一の勇気を与える。

今回実名で記述しているのも、安否確認上です。

原発の対策
政府の対応の遅れが顕著。最後は自衛隊に依存すればみたいなことになっている感が否めない。
悪の事態に対処できる能力のある彼らをもし失うなら由々しきこと。
無能な政治家を失うのとは訳が違う。いざというときの彼らの必要性をここではっきりと自覚した日本人が増えたのではないか。
海に囲まれた日本の経済政策も、船舶の必要性、利便性もアナログの視点から見直すことが重要。
平和の観点からも空母、或いはそれに匹敵する船舶の政策見直しを図りながら再生に向かう必要があるのではないか。
達磨の如きヘリコプターの研究、津波の対策を完全掌握した都市計画を、
政治家の諸氏は、真剣に行うべき。
そうした、知識も能力も識見も有していない政治家は即刻その舞台からおり、能力のある若い世代に交代すべきである。


あまりにも多い被災者、幼子を抱えている家族、希望者には緊急避難的に取りあえず安全な北海道に来られたらと思う。ただ、現状、ふるさとを捨てる行動はできないのは分かるが、緊急避難の措置を政治的にも判断せざるを得ないのではないか。

中国の呉さんを始め友人から留守電に、イギリスの友人からお見舞いメールを頂いた。感謝申し上げます。

宮城県を始め被災地の皆さんには気丈に生き行かれることを心から祈ります。

自衛隊、消防、警察の支援活動の皆さんも二次被害に遭うことなく、無事に任務を遂行されることを心から強く願うものです。

合掌再拝 池上治男 

  3月18日から20日まで本部です。

2011年3月14日月曜日

宮城県少林寺拳法連盟理事長須藤先生の安否確認

合掌
宮城県武専に何度か指導に行ったことと、東北北海道の絆を通して今回の災害は筆舌に尽くしがたい。
千葉会長と電話で話した折、「本部の対応はどうなっているのか。」とお尋ねがありました。

本部に被災地の道院長支部長の安否確認したところ、「未だ、仙台の先生が安否確認をしているのだが、石巻の理事長を始め安否が確認できていない。」ことを知りました。

山形の海鋒先生に電話しましたが、まだ宮城県の理事長の安否確認ができていないとのこと。インターネットに接続することができないとのことを聞きました。
そこで、すぐにインターネットの
Google Person Finder (消息情報)にアクセス、

「須藤和夫」で検索したところ、
清田一美さんが「14日8時ころに親戚から連絡が入り無事であることが分かりました。」 
「状況:この人がいきているという情報を入手した。」
「65歳くらい、少林寺憲法を教えています。」とありました。
書き込みには少林寺拳法ではなくて、拳法の拳が憲になっていました。

そこで、清田一美さんの携帯に電話しました。
最初通じなかったのですが、ようやく通じました。 

驚いたことに、清田さんは実の娘さんであることを知りました。
「まだ、直接まだ父と話してはいないのですが、池上先生のことは北海道に父が行ったときなど良く聞いています。」
「父は自宅2階に避難しています。」と安心したように話されていました。

「ただ、自宅から蛇田中学の避難所に移動したほうがいいと思うのですが、まだ自宅にいるのが理解できない。」と心配されていました。
お嬢さんは茨城県取手市在住のため遠隔地であり、何も出来ないことに歯がゆさがあるのでしょう。

このことは、すぐに総裁に安否について電話でお伝えしたところ
良かった。まだ連絡取れていない人たちがいるので心配しています
本部も今一生懸命安否確認をしているところです。」と話されていました。

実際に未だ、岩手県の関係者の安否確認が進んでいない状況であり、一刻も安否確認がなされるのを祈るばかりです。

千葉会長にも状況をお知らせしました。
今後、北海道少林寺拳法連盟としてもどう対応するか!

福島の原発が、自衛隊の特殊防護隊員の安全また活躍で何とか大事故にならないことを祈るばかり。
実に目に見えない敵を殲滅するが如きの彼らの戦に敬意を表するものです。
日本国の自衛とは言え、一般人では処理できないことに強制出動していく多くの隊員に、事故なく無事任務を果たし帰還されることを皆と祈ろうではありませんか。

以前の少林寺拳法の信条に、
我ら日本人として祖国日本を愛し、日本民族の福祉を改善せんことを期す。」とありました。
これだけの未曾有の甚大な自然災害を乗り越えるためには、絆をより堅固にして立ち向かうしかありません。

半ばは自己のために、半ばは他人のために。」

少林寺拳法の理想境建設は、その絆の形成の過程にあるとは思われないだろうか

Google Person Finder に感謝!


合掌再拝  南無ダーマ 池上治男

2011年3月13日日曜日

大規模地震 tsunami

合掌
11日国会中継を見ていたときに自宅が大きく揺れた。震源地が三陸沖と知ったことで、これは関東大震災並みだと直感した。
それほど震源地と距離との関係であまりにも揺れ方が異常だった。
私が大学入学した年、大学構内にいたときのこと。
地面が波打ち、歩くことができないくらいの地震が十勝沖地震だったのを記憶している。

今回、これは、大変な津波になると感じていたときに、NHKのヘリコプターから映像を見たとき唖然とした。
実際初めての映像は、人間のあまりにもあっけない自然災害の犠牲の姿であった。
その渦中の人々の恐怖は言い知れないものであり、ただただ祈るばかりでした。

仙台空港は、山形武専指導に行く際、2月12日14日に利用したばかり。
仙台空港に着陸するとき、いつも感じていたのが、太平洋からあまりにも近いなということ。
私は、以前、海での仕事をしていたので、魔の南氷洋の海域の数十メートルのうねりを経験したことで、地震による津波の恐ろしさを地球儀をみるたびにいつか起こるのではないかと考えていました。

道場でよく、太平洋プレート、大陸プレート、アメリカプレート、フィリピンプレート等の科学的な学科学習の際に、触れていたことであったのを拳士諸君は記憶していると思います。
これから、日本列島の海面より上部のみならず、海底地形にも興味を示してはと思います。
今回の地震は日本列島を縦断するが如きの移動がなされており、北海道もそのうち起こるのでないかと懸念されます。
というのも、この砂川、滝川、浦臼も活断層があると聞いています。
砂川に住むようになって、三度程直下型の地震を経験した?ような気がします。
ぐっすり眠っていた朝方のドンというのを経験したことでそんな気がしています。
日本列島に住んでいる以上、今回の大地震がトラウマにならなければとは思います。が、何らかの危機対策が必要と思ったのは、私だけではないはず。

いつか、太陽がその輝きを終えるときはあるのだが、少なくとも日本列島が、列島沈没なんてことにらないことを祈るばかり。
ひとは弱いものというのを身をもって知らされた。
それだけに、人類はこの地球に大いなる責任があるのではないか。

阪神の震災時、海から神戸に上陸したことを思い出す。あの時は北海道少林寺拳法連盟を代表して援助金を持参して訪れた。大変な惨事であったのは言うまでもありません。今、復興したのは奇跡ではないかと思うし、人間の強さも感じます。

今回はあの時以上に、規模が大きく、自衛隊の力がなければこの危機を乗り切れないのは明白。

森拳士、酒井拳士から出動待機のためしばらく稽古に行けないと連絡がありました。
また、次男の航大も派遣されると連絡がありました。
お国のために尽くして来いと伝えました。

言うのは易いが、実際に被災地における救助活動等、大変なことである。
そして、政治家は特に真剣にこの事態に取り組むことだ。
国の危機管理は、指導者を頼りにするしかないのだが、命を賭してやってほしいものだ。

日本は海に囲まれた美しい島国であり、海に落ちる夕日の美しさは日本人の心の美しさにもつながる、
人間と自然との共生は、いつのときも自然を優先することが大事なことではあるのだが、なかなかそうではないことが多いのだろう。
原子力発電所の今回の災害に対する抜本的対策が急務であることも、自然の脅威から人間に与えられた教訓であった。

亡くなられた人々のご冥福をお祈りすると共に、その犠牲を無にすることなく未来に活かすことを誓うものとしか言いようのない思いでいっぱいです。

最後に、イギリスから、James先生始め、多くのお見舞いのメールを受け取りました。ありがとうございました。
合掌 再拝 池上

2011年3月9日水曜日

Shorinji Kempo as a way to cultivate true strength

2011年3月15日の英語副読本学習英文

No matter how much you may want to help people in distress,if you youreself
are weak then cannot help someone else.

To become strong,not only do you need to strengthen your body,but also to foster an indomitable spirit,one that will neither flinch nor collapse regardless of the hardships.

 To have true strength is to have established a reliable self. Shorinji Kempo aims to achieve such true strength.

日本語にできない語句を調べ、予習をしておいて下さい。
あまり、枝葉末節に拘らず、意訳できるならいいでしょう。

身体を父母より享けたることを感謝し報恩の誠を尽くす

2011年3月8日
合掌

砂川道院の英語副読本学習 

desire ,aspiration,transform,defeat,fixation,superiority,cultivate,conceit,
confident,courage,energy for action,a self that can be relied upon,
true strength

強く望む、向上心、負かす・破る、病的な執着、優越、耕す・育てる
うぬぼれ・思い上がった、(自己への)信頼、勇気、行動力、頼ることのできる自分・寄り所となる自己・己こそ己の寄るべ本当の強さ


わが国は永久(恒久)平和を望んでいる。
Our country desires everlasting peace.

君は彼から信頼されている。
You are in his confidence.

私は彼を信頼していない。
I have no confidence in him.

以上のような英語語句、簡単な英文の基礎学習をし、英語副読本を約1時間詳細に学習しました。

この後、私が昨日誕生日だったので、学科学習参加の拳士から誕生祝いをしていただいた。
竹房拳士が自作のたこ焼きを持ってきてくれ皆で食しましたが実に美味でありました。
Song of Happy birthday を皆で歌っていただいた。 ありがとう!

この歳になって心に去来することは、
この世にいのちを生み出してくれた両親に感謝
家族に感謝
今の私を支えてくれている仲間道院の拳士皆に感謝

一昨年、58歳で亡くなった弟を思い出す。
還暦二歳の誕生日に思うことは、鎮魂行にあるように、「身体を父母より享けたることを感謝し、報恩の誠を尽くさんことを期す。」 まだまだ頑張ろうと思いを新たにすることでしょうか。

皆さんも誕生日には、「生あることの感謝と喜び」を素直に感じては如何だろうか。

「太平洋の奇跡」という映画をみました。
大場栄陸軍大尉を通し、指導者のあるべき姿を映画化したものだが、見る機会を持ってはと思います。
それぞれの感じ方があるでしょう。
Our country desires everlasting peace. が理解できるのでは。

Boys be ambitious like this old man! 
少年よ大志を抱け、この老人のように!
大志の意味、今日学んだaspirationという語句を副読本に使用しています。

今日は北大の合格発表でした。
合格者の中から一人でも多くの北大少林寺拳法部に入部されるのを期待します。44年前に創立した少林寺拳法部は、多くの人材を輩出して来ました。今年も、できれば合宿に参加し指導したいと思います。
また、監督をしている札幌学院大学・北翔大学少林寺拳法部にも勿論新入生の入部を歓迎します。
少林寺拳法は、豊かな心と護身の術を身につけることのできる生涯学習であるとも言えます。少林寺拳法部の卒業生の多くが警視庁、北海道警察等に就職するようです。

合掌再拝 池上

2011年3月6日日曜日

審判員・考試員講習 2010年度北海道武専終了式・昇格試験を終えて

合掌

3月5日審判員・考試員講習を終了しました。
審判員・考試員講習は受講しなければその資格の継続或いは新たに資格を取得することが出来ないだけに、多くの参加者がありました。

今回の講習内容は4月度からの新方式によるもので、理解するのに大変であったと思います。
講習する立場からして、詳細を理解してもらうに分かりやすく説明する努力が必要でした。
自己チェック等新たな受講者にとって大変であったと推察します。
しかし資格取得は自分自身の為はもとより、少林寺拳法の諸行事に対する貢献にはなくてはならない資格であることを認識していただきたいものと考えます。

「師家の代行者」であることのその資格は重いものであることを是非認識をして頂きたい。
また、新たな気持ちで人を育てる重要な役割であることを自覚していただければ幸いです。

3月6日北海道武専には、矢嶋隆禅先生を川越からお迎えし良き一日を過ごしました。
鎮魂行の意義を分かりやすく説かれ、記憶に残る講義であったと思います。

長年にわたる別科武専を終了された拳士の皆さん誠にご苦労様でした。
その修了生の研究科四年を担当した私は、最後を飾るに相応しいひとときになればという強い思いをもって指導に当たりました。

燕返、千鳥返、天地拳第二系相対、剛柔の研究が当日の稽古科目。

乱捕りに始まり各科目の復習指導後、当日科目を主体に終了演武会を実施しました。
研究科三年の学生には演武見学稽古(見取り稽古)により研究科修了を祝っていただきました。

急遽私が小演武会をやろうと提案しました。
短時間の稽古の後、乱捕りを構成に交えた修了生の演武は、実に迫力に満ちて感動を覚えるものでありました。
遠目で見ていた修了生の親御さんにとっても誇りに思える演武であったことでしょう。

終了された皆さんには、引き続き武専研究院或いは研究会で研鑽を積み、魅力ある行動をすることを期待するものです。

6日に並行して実施された、昇格試験に合格された皆さん誠におめでとう!
わが道院に稽古に参加し受験に臨んだ意気込みを忘れず、その力を発揮することを期待します。

少林寺拳法の基本理念に基づき、是非、金剛禅運動に邁進することを通じて人間性を高めてください。
少林寺拳法の技法は深いものであり、もとより歩みを止めては人生寂幕、前進・進化を共に!

合掌再拝 池上 魅力のないことは無力なり、絆をもって人間を愛そう!

2011年3月4日金曜日

受験というものは、アナログの頭脳で行うもの。組手主体を大事に!

合掌

前代未聞の受験に関わる事件が起きた。
知恵袋なるものを利用して解答し大学受験を成功させようとした。
このブログもIT利用の最たるものだが、現行の受験は、あくまでも自分自身のアナログによる作業によって合格の栄冠を得るもの。
ひとに解いてもらった、しかもそれが正解かどうかも判然としないのにただ書き写すだけの記述は試験を受けたことにはならない。

もし、そうした結果入学したとして、大学の授業についていけるのだろうか。
誤魔化しはできても、生涯自分を誤魔化すことはできないのだから、己を拠りどころにすることは到底あり得ないことになる。

辛い一生を味わうことになろう。

少林寺拳法の技術の習得も、自分の体を使って行うのだから、その修行は、痛さも厳しさも味わうアナログの最たるものである。
アナログだからこそ楽しいと思える余裕がほしい。

何が起こるかわからないから修行であって、全てが楽に約束されることなど到底あり得ない。

全てが楽しいハイキングのようなものだといいのだろうが、そうは実社会は甘くない。

地球上の生命全てに過酷な運命が待ち受けていると考えていいのかも知れない。

人に与えられた能力を、あやまった方向にもっていかない強い精神力が必要なのだろう。

             鎮魂行にひととしての生き方が示されている。

バランス感覚とは何かを自覚し、自分にあった人生を送ることもよき生き方ではないか。

さてさて、今日の稽古も、組手主体を楽しみ、よき一日にしようではないか。

極力、鎮魂行に間に合う努力をしてください。 

             鎮魂行は健康の源!

合掌再拝 池上

2011年3月2日水曜日

畑拳士 英語副読本を指導 伏虎地二 払受地二を学ぶ

合掌
3月1日の学科英語副読本の学習において、畑拳士が指導に当たる。
英語が苦手であるといいながら、英語本来の構成を噛み砕きながら指導。

私は、英語のニュアンス、少林寺拳法の理念を判断し、補助解説をしながら1時間かけて、ブログに記載した英文を説明。
かなり、難しい内容の英文であり、少林寺拳法の思想、理念を熟知していなければ指導するのは大変。
畑拳士も英語副読本に接するのは初めてでしたが、受講者納得!

予定の全ての英文を解説するには時間が不足。
来週火曜日に残りを学習します。
参加した拳士は十分復習、予習を怠らず、次回に臨んでください。

残り一時間は、送り四指捕、伏虎地二、払受地二を指導。蹴り攻撃、上段攻撃の連続のかわしを学ぶ。

小学生は社会の学習。中学生は、インターネットで思い思いの学習。

さて、ところで寒い冬、温泉に行く機会が多いことでしょう。私もその一人
先日、上砂川温泉で、風呂の中で幼友達から声をかけられました。
彼とは、幼稚園から大学まで同じ道を進んだ。
大学卒業までは同じ道だったのですが、私は、大学卒業後、海に出ました。
そして少林寺拳法普及のためにこの地に。

彼はJALの機長となり、2年前に退職したとのこと。
大学卒業して彼と同じくJALに入社して、今も現役のJALの機長がいます。
その友人に北大の医学部の脊髄の世界的権威である教授(私の父がお世話になりました)。
札幌の洋菓子の「きのとや」の社長も大学の同期。
他の懐かしい友人の近況を聞きました。
友人たちの近況を話した短い間の会話、お互い、あっという間の人生だったと!
懐かしいものでした。

さて、
同じ風呂の中でのこと。
隣で体を洗っていたご老人。
洗い終わった後始末、実に見事でした。
使用した桶と椅子を石鹸で綺麗に洗い、きちんと整頓して立ち去った。
これぞ下照顧
なかなかそこまできちんとする人が少ないなかで、実に気持ちのいいものです。
勿論、私もきちんと!

私はサウナに入るのですが、サウナと熾烈に戦っている人が多いのです。
汗を流そうと必死にやりすぎると、倒れる人もいますので気をつけましょう。
同じ日、貧血、或いは低血糖と思われるひとを、助けました。
顔から血の気が引き、これは大変と足をあげさせ、足の血液を脳に集め何とか正常に戻すことができました。
たまたまその場に、看護士の人が居合わせたのも幸いでした。

養行は苦行に優ります。
水曜日は砂川クラブの稽古。養行修行を心がけましょう。乱捕りは楽しく!

合掌再拝 池上

2011年3月1日火曜日

Through practicing Shorinji Kempo ~ .(2011/03/01 Sunagawa Doin)

Gassho
Through practicing Shorinji Kempo we each gain confidence and bring happiness,not only to ourselves,but also to the people around us ,and, by helping each other out,foster the capacity to confront injustice in society.
                             ○         Desire to get stronger
                                (Aspiration to transform oneself)

                              Cultivating body and spirit through training in the techniques

                              Gain an unconceited confidence,courage,and energy for action

                               a self that can be relied upon = true strength

            ×       Techniques to defeat oppnents
                                (Fixation on technical superiority and winning)

2011年3月1日の英語副読本の学科です。上記英文を書き写してください。
できる人は日本語に訳してください。

Gassho Saihai ;Ikegami