2012年12月30日日曜日

2012年稽古納め 35周年の年も無事終了

道院長就任35周年(滝川道院)
 


 


 


 
上受突

 

 
 


 


 


 


 


 


合掌

35周年の記念帯を忘年会の際贈呈された。
冬休みに入り2012年最後の稽古。
基本稽古の前の軽い乱捕り。

イギリスのJAMES先生から29日カードが届いた。
来年の8月の世界大会に来るとのこと。
また、ダラム大学が創立10年を来年迎えるとのこと。6月に私に訪英を希望する旨の内容だった。
2012年もあとわずか。来年もいい年であることを期待したい。
2012年に多くの皆さんにお世話になったことを心からお礼を申し上げる次第です。

合掌再拝 池上治男

2012年12月25日火曜日

2012年滝川道院砂川道院札幌学院大学北翔大学忘年会

札幌学院大学北翔大学忘年会
同上
札幌学院大学17代OB 大藤卓也拳士
滝川道院砂川道院忘年会以下同じ












合掌
2012年滝川道院砂川道院忘年会例年通り砂川銀座園で開催された。
岩見沢、留萌からも参加。
年に一度の開催であるのでふるって参加していただきたい。

この忘年会の際に、道院長就任(滝川道院開設)35周年を記念して記念の帯を頂きました。有志に対し心からお礼申し上げたい。

2013年は世界大会開催年次でもあり、北海道大会も5月に開催されます。やる気のある拳士は早い時期からの稽古を準備してもらいたいものである。
どうしても、精神的にだれる時期に入る者もいるやもしれないが、こころの持ち方次第であり、頼りとする自己を奮い立たせることが肝要である。

合掌 池上治男

 拳士 各位

神奈川県少林寺拳法連盟の企画による「一年遅れの全国大会~その時、少林寺拳法の絆」がテレビ放映されます。
東日本大震災の復興支援に尽力された神奈川県・埼玉県をはじめとする少林寺拳法関係者と、岩手県陸前高田市の拳士・関係者の絆を撮影したドキュメンタリーです。
是非ご覧ください。

◆放映日時
tvk(テレビ神奈川放映地域):2012年12月30日(日)18時~18時30分
BS11(全国放送):2013年1月5日(土)22時~22時30分



2012年12月24日月曜日

2012年12月19日砂川道院稽古 晴見道場の屋根の第1回目雪下ろし終了 中野貴仁拳士結婚予定


 

 

 

 

 


合掌

砂川クラブの稽古。準備運動終了後、体をほぐすために軽い乱捕りを実施。
北海道の冬も本格的な寒さと大雪が続く。
今日も雪害で稽古に参坐できない拳士が増えてきている。来たくても来ることのできない気象条件が重なっている。

21日の稽古終了後、砂川署勤務の中野貴仁拳士が結婚披露宴の招待状を持ってきた。
2013年2月10日である。この日武專教員研修会が本部で開催されるのだが、勿論結婚式優先。

雪のない地域のひとには理解できない。
晴見の専有道場の屋根の雪を昼間の雪の降らない時間帯を狙って降ろした。
腰の調子が回復してきたとは言え、腰への負担を考えながらの除雪である。
50坪ほどの平屋の屋根であるが、雪止めを今年装着した。
また屋根を塗り替えた(これも私一人で行った)のでかなりすべるのである。

屋根の雪下ろしを一人で作業し、3時間ほどかかった。腰のリハビリのつもりでおこなった。
屋根から落ちる事もなく無事終了、雲間が晴れてこれは良かったと思ったのも束の間、午後からずーっと大雪であった。
屋根の雪を下ろしたことが功を奏したのは言うまでもない。ほおって置くと大変な重量を支えなければならなくなるのである。


21日は忘年会で稽古そのものはない。


合掌再拝 池上治男

2012年12月16日日曜日

2012年12月全国大会終了。 北海道は真冬に突入。衆議院議員選挙の月


 
砂川クラブ12月7日稽古

 
同上

 
同上


 
同上

 
同上



合掌
神奈川にて開催された全国大会に審判員として参加した。
私は男子二段の組演武の審判員を務めた。
全てのクラスで審判員交代無しの審査方式をとった。つまり、同じ審判員が全て審査を行ったということである。拳系指定違反が無いかを監査する方式を実施したのである。
残念ながら拳系に反した組が審査対象外になったのがあった。拳士は拳系指定を思い違いをしたままに演武したのである。参加以前の道場での稽古に問題があったことになる。

審判を最初から最後まで行った関係で映像を撮ることができなかったので演武の映像が無いのでご容赦願いたい。

前夜祭には、北海道少林寺拳法連盟千葉会長が衆議院選公示目前の忙しい中、ご参加頂いた事に心から感謝申し上げる次第です。

さて、暫くブログ更新せずにいたのですが、先週の土曜日に腰を痛めてしまいました。7日金曜日乱捕りのし過ぎか、翌朝滝川クラブの稽古に行こうとしたのですが、腰に違和感があり自宅で休む事にしたのですが、これがいけなかった。

腰を伸ばした状態で寝てしまったために、脊椎がS字カーブを失ってしまい痛みを更に誘発してしまった。

赤ちゃんポジションを取ってS字カーブを維持復活すれば痛みを軽減できたはずである。

前日、鈴木武專担当 から9日北海道武專担当の野坂先生が韓国から戻れないので私にその代行をお願いしたいとのことで、勿論快諾したのが金曜日の稽古終了後。砂川クラブの稽古日で、夜武專の準備のために乱捕りを張り切りすぎたのが原因。私の準備不足であった。

北海道武專の派遣教師の任にある二人ともが事故を起こしてしまったのである。
学生諸拳士には大変申し訳ないことをしました。
日曜日の朝5時半頃に、加藤先生、鈴木先生にメール電話して全く動く事ができない旨を伝えたのは「般若地獄大菩薩」といったところであった。
しかし、この危機を乗り切る事が出来るのが今の北海道連盟の底力である。
般若をもって対処できると信じていたのである。

武專終了後、鈴木先生が自宅に見舞いに来てくれた。勿論、師匠の支障の様子を見に来たのである。私も余程のことが無い限り参坐を怠る事がなかったので、当日の参加の道院長は、いよいよ私も年だなと期待したやに聞いたのであるが、本当であろうか!
冗談冗談!

ブログ更新に時間がかかったのには、友人が64歳の若さで肺がんで亡くなったこともあったと勝手な言い訳をしてはいけないのであろうが、色即是空
形あるもの、生命も空なりをしみじみ感じた次第である。

私は、以前、脊椎を手術しているので、万が一、脊椎異常の痛みであるのかどうかを懸念したのであるが、鈴木先生の手技治療でその懸念は払拭されたのである。1時間以上手技治療をしてもらったお陰で回復も早かったようである。
それでも、14日15日16日の本山本部における考試員審判員研修、特別昇格試験の試験官を、野坂先生に交代して頂いた。私が予定通りいくつもりで養生したのであるが、未だ起床に無理があると最終判断したのである。
病も修行の内返信した私の野坂先生へのメールに、暫く養生すべきという野坂先生との決着であった。

それでも14日の金曜日の砂川クラブの稽古には参坐したのである。
赤子の形をとりながら腰痛の回復の仕方を道場で指導したのである。馬鹿な参坐か!

その前の水曜日の 稽古には参坐できなかったが、小林優輔拳士が札幌学院大学法学部に推薦合格したとお父さんと一緒に自宅に報告に来たのである。小学校1年から入門したのであるが、大学での活躍が期待される。

養生中、これがまた勉強できる読書する時間がたっぷりあったのである。
101歳で逝去された松原泰道師の著作を読み直す機会を得たのである。
釈尊の教え  を空知の少林寺拳法砂川道院の私は学ぶ機会を得たのも嬉しき腰の痛みであった。

明けて1月の武專は私の正規の本部派遣担当である。
それまでには、腰の悲鳴は空なり!

12月21日金曜日19時 滝川道院拳友会 砂川道院拳友会 合忘年会 
          場所  砂川銀座園

12月17日午前0時19分記載追加
衆議院議員選挙が終わった。
テレビ報道で見ていたが、自民党公明党連合の圧勝であった。小選挙区制度の特徴が顕著に現れた選挙であった。

北海道1区の自民党舟橋選挙事務所に北海道少林寺拳法連盟の千葉会長の姿が映し出されていたので、「完全勝利おめでとうございます。」とメールしたところ、会長が私からのそのメールを見ているのがテレビ画面を通して 分かった。
すぐに携帯にその場から「有難うございます、お世話になりました。」とお礼の電話がなった。
千葉会長の北海道議会議員としての選挙区でもあり、北見からの立候補者を当選させるに大変なご苦労をされたのは言うまでも無い事である。

会長との電話終了してすぐにお祝いメールをした。勿論地元の稲津前衆議院議員である。
我が砂川市の北海道10区の稲津久前衆議(比例区)がみごとに小選挙区で当選した。
お祝いのメール打ったところ、忙しいはずの中ですぐに「ありがとうございました。心から感謝申し上げます。」と返信があった。
誠に律儀である。
若い稲津議員にこの10区の将来がかかっているのは言うまでもない。
稲津という名前からして稲のことつまり農業のことが有権者から期待されたのであろう。

日本の将来を、知恵と信頼できる実践力を期待しての結果であったのは明白。
政治にたずさわる者は経験と叡智の積み重ねが要求されるのである。
安易なマスコミの程度の低いコメンテーターに惑わされることのないように、国民ひとりひとりが心眼を持たねばならない。

前職自身がまさか落選するわけがないと高をくくっていたとすればその打撃も計り知れない。政治権力を失うことの意味を深く思慮することが求められるひとが多く今日の夜を過ごす事であろう。

魅力の無い政治家は全く持って無力なのである。 

選挙人、被選挙人の皆様には、結果はどうあれ、こころから敬意を表する次第である。

12月17日 記載追加
選挙翌日のテレビで低俗なコメンテーターの質問に対して、当選した、或いは比例復活した議員のコメントを聞いていると、よくもまあーぺらぺらとしゃべるものだと感じた。
言質をとられることが懸念される。
特に新人で当選した議員諸氏は投票していただいた有権者があってのことで、まだ特別国会がまだ召集されてもないなかでの無防備な発言を十分注意しなければいけないものだと感じる。

低俗な番組の影響をかなり受けたことを政治家本人が考え直さなければならない。
こうした番組の出演等で知名度は上がるのかもしれないが失う事の多さに気がつかなければならない。
安易な出演で世論が形成される衆愚政治を毅然として正す勇気を持たなければならない。


合掌再拝 池上治男

2012年11月19日月曜日

2012年11月18日神奈川武專

合掌
12月に全国大会が開催される準備の真っ只中の神奈川武專に派遣された。
佐藤理事長を先頭に間近に迫った大会準備に追われていた。各人が生き生きとしていた。

今月の講義の課題は、自他共楽である。
仏教の宣言 釈尊の誕生 後世の人が釈尊の教えとは何か!

天上天下唯我独尊:天上から地の底まで真理のいのちを持っているから人間は尊い。
かけがえの無い人間の尊厳性を唱えた相を表している。

三界皆苦我当救之:人間の生きるということは常に苦しみに充ちている。私がこれを救う。
衆のために尽くす。人々、他者だけではなく自分も含む衆のために尽くす;自他のため、自分が苦悩を知ってはじめて他者の苦悩を知る。他者の苦悩は自分の苦悩、自他の区別無く尽くす;衆のために尽くす。
素直に自分を大事に、納得のできる生き方、精一杯、充実した心(自利)から、利他となる。

釈尊 最澄 弘法大師 宗道臣 へと日本の仏教思想が継続され、我々拳士は自他共楽を脚下に見出すことである。

存在するものはみな法の真実のすがたである。(諸法実相)
永遠の釈尊 却下を看よ。自分を見つめ自分を学ぶ。
 
少林寺拳法の稽古の中に自他共楽を見出すことができる。
相手を思いやる乱捕り、楽しき汗をかく、その汗の中に稽古の結晶ができる。

基本の稽古は乱捕りから法形へと。
闘える少林寺拳法の稽古を楽しむことで、仏性(仏心)が現れてくる。

今日の武專参坐拳士にとって、楽しい自他共楽の一日であったなら幸いである。

私自身は楽しい横須賀物語をつくりあげることができたように思う。

合掌再拝 池上治男

 
基本稽古 乱捕を楽しむ

 
基本稽古相手をどんどん替えて 乱捕

 
基本稽古 自他共楽の乱捕

 
基本稽古 自他共楽の乱捕 受身を併用

 
基本稽古 自他共楽の乱捕

 
壁際で乱捕 逃げるのではなく捌きの稽古

 
壁際で乱捕 楽しそうである

 
乱捕中、受から締までの一連

 
更に続く乱捕り:初めての人も慣れてきた

 
高等科3年 構えの方法と攻撃の線 突天二

 
 高等科3年 同上

 
高等科3年突天三 逃げと捌きの違い

 
高等科3年 同上

 
高等科3年 同上

 
 高等科3年 廻蹴の方法

 
高等科3年 差込蹴の方法

 
高等科3年 蹴天三

 
高等科3年蹴天三

後日近藤先生より感想文が送られました。一部ご紹介します。

講義に対して

自他共楽について
釈尊の「天上天下唯我独尊」という自己確立的認識の果てに「三界皆苦我当救之」という強力な救済意識を持ち、存在するものにはすべて価値があり、この世に生まれた意味がある。仏性という認識をもって「一隅を照らす存在」たれ!!(研究科3年)

指導者として指導を行いながら共に学び互いにレベルにあった成長をしていくことが大事だ。自分の技術能力を湖上させるには、他人(相手)が必要であり、互いを思いやる事で技術能力の向上を計れる。自他共に利することを考えて行動する。(高等科2年)

技術に対して

大事なのは先ず自分が動き楽しむ姿を見せる事、それによってまわりの人間が楽しくなっていく。それが自他共楽。(高等科2年)

講義に対して

池上先生の「一隅を照らす」存在になって欲しいとのお話し、真に賛成です。こういった精神を持って人生を過ごせば自ずから自他共楽への道を拓く様になると思います。(研究科3年)

技術に対して

非常に楽しい授業だった。乱捕りがこれほど楽しいものとは思わなかった。ありがとうございます。道場に戻り実践したいと思います。(研究科3年)

講義に対して

「一隅を照らす」存在、「一隅を照らす」少林寺拳法の拳士である。重い言葉であるが、この言葉を日々の生活に生かして行きたい。(高等科3年)

技術

目からうろこの少林寺拳法の技の素晴らしさを再認識、楽しい練習でした。 実践的な技術をおしえていただき感動でした。(高等科3年)

講義に対して

少林寺拳法をすすめる上で、自他共楽が大事なのだということがよく分かりました。拳士同士に限らず職場、家族、地域の人々等お互いを大事にすることが大切なことと、人に対して役に立てる存在となることが大切なことがよくわかりました。(予科1年)
技術
ふだんやらない乱取りをすることができて楽しかったしいい練習になりました。(予科1年)

講義に対して

「一隅を照らす」存在でありたいから「灯台になりたい」という発想は私にはありませんでした。考え方を変化あるいは工夫することで、自他共楽を実現することができる。私は先生のお話に目を開かされました。(予科2年)

技術に対して
後ろに下がらず受けることの難しさを学びました。攻撃線を正中線から外すとうまくいきました。池上先生ありがとうございました。(予科2年)

講義に対して
自分は何をすべきかを悩むこともありましたが、一隅を照らすことができればいいのかなと思いました。熊は撃ってもおそいかかってくるとわかりました。(本科1年)

技術
剛法に受身を組み合わせたり、普段法形の練習ではやらないような動きをできて実戦的でした。
(本科1年)

講義に対して
自他共楽をテーマに存在する価値、命の大切さ、一隅を照らすようになる。また、弘法大師と並んで開祖の名前をという部分は感動しました。志を大切にしたいと思います。(研究科4年)

技術
乱捕り主体に進められた当身、拳の保護、間合等大変勉強になりました。(研究科4年)


乱捕りを通して少林寺拳法の護身としての意義を再確認していただけた神奈川武専であったことが送付された感想文から確認することができました。私の意図した通りであり大変嬉しく思いました。
帰り横須賀中央まで送っていただいた拳士が、私の締めで気持ちよく落ちていくのを体験して、少林寺拳法の凄さを再確認したと話してくれました。最後まで落ちなかったので安心しました。
私も、乱捕り中の激突で左足が鬱血して未だぶす黒くなったままです。これも神奈川の思い出です。
合掌再再拝 池上治男

2012年11月11日日曜日

平成24年度北海道地域社会少林寺拳法指導者研修会


合掌
2012年11月10日11日の両日、財団法人日本武道館、一般財団法人少林寺拳法連盟、公益財団法人北海道体育協会主催による研修会が札幌きたえーるで開催された。
本部派遣講師として京都の牧野先生、本山の田村先生が来道された。
初段以上の拳士が道内各地から参坐した。
武專とは違った和気藹々の雰囲気で進行した。
開祖を知る大先輩の牧野先生の指導は実に温かみのあるものであった。
また、田村先生は宗教法人の最も若き責任役員であるのだが、その講義には宗教概念を分かり易く紐解いてくれたものであった。


 
牧野先生の指導 片胸落


 
田村先生の指導 三日月返


 
牧野先生の指導 片胸落


研修会終了後、受講者を代表して修了証書が私に授与された。
その後、参坐拳士全員で記念写真を撮ったのである。

新鮮な気持ちと共に参坐拳士道内に戻って行った。

牧野先生、田村先生 誠にお疲れ様でした。
心からお礼を申し上げます。

合掌再拝 池上治男

2012年11月4日日曜日

2012年11月4日北海道武專 千葉野田道院 森久雄先生

合掌
北海道の秋も終わり、まもなく地上にも初雪が降る頃となりました。
東野幌体育館千葉野田道院の森先生を本部派遣教師としてお迎えし武專が開講された。

昇格試験も同日並行して開催された。
砂川道院から三段に早坂恵、澤田友季子、二段に竹房朋絵、早坂太樹、藤野辰海の拳士諸君が受験した。いずれも合格。採点担当された甲斐先生から学科の結果を知らされたがその内の一人が満点であったということを是非知らせてあげて欲しいと言われた。あれほどの解答の素晴らしいのは初めてであると言われたのだが嬉しい限りである。これも滝川道院砂川道院の火曜日は学科を中心に参坐している成果であると思われる。
以前は、昇格試験の学科の優秀者の発表がなされていたのだが今はその機会はなくなっていることを甲斐先生は懸念されていた。
確かに受験者にとって試験の何が間違いであったかを知ることは、受験者にとって今後の対応も変わるであろう。

千葉野田道院の森先生は昨年真冬の2月以来である。
今回、かなりの映像をアップするのでご覧頂きたい。野田先生の技術指導は理論的に十分考察されたものであった。

私は今月18日神奈川武專に派遣教師として参坐する。


森久雄先生の講師への指導

 
同上

 
屈身蹴指導

 
押指固の指導






2012年10月22日月曜日

2012年10月21日 青森武專



 
合掌片手投


 
左 三沢基地の外国人拳士

 
合掌片手投


 
 左62歳、右 唐牛拳士受身がうまい

 
合掌片手投



合掌

2012年10月21日、青森武專に出張した。
久し振りの青森武專である。
20日には三沢の石井先生にお会いし大変お世話になりました。
また、石井先生の門下生の松村拳士には武專教務として種々ご苦労頂いた。

青森武專の指導においては、調和、組手主体についての講義を行った。
次のような感想文を受け取った。

高等科1年

組手主体は人と人との協力でお互いの技術の向上につながるということで、信頼関係の構築につながっていくのだという事を学べたと思う。

諸手片手投のポイントや投げる方向など沢山指導していただいた。

予科2年
いざという時に正確な技ができる様にする為、組手主体で技の効果を確認しながら修練する事が
その上で相手の立場になり、問題点を解決しあう事で信頼関係を得る事が調和の思想につながるのです。

柔法の技の掛けは必ず動きの流れの中で行うこと事の重要性を説かれました。
久し振りの十和田での武專も運営の段取りの良い運営で楽しく修練できました。ありがとうございました。

他の感想文においても乱捕りの楽しさを感じて頂いた様である。

巻込小手、巻小手の原点について参坐拳士と研究したことは、参坐拳士の意欲に繋がったものと思うのだが!

三沢基地のアメリカ人に、十字小手を指導したが、かなり激痛を感じたようだ。
久し振りに英語で指導したのだが、「先生は英語が上手ですね!」と言われた。
お世辞は上手な拳士であることに違いない。
裏固めもずいぶん痛かったようだ。
当初、合気道に興味を示していたそうであるが、私は少林寺拳法があなたに最も相応しい護身術であると話したところ、自分も今はそう思うと返事があったのが実に嬉しかった。
彼のようなパワー溢れる拳士がいると、武專は楽しいものである。

中学 高校 大学の拳士にも武專に体験として参坐することを提案した。
松村拳士から最後にそれについ参坐学生に伝えられた。

青森武專の皆さんと汗を流すことができた、実に有意義な一日であった。

合掌再拝 池上

2012年10月15日月曜日

2012年11月4日 昇格試験手続き 滝川道院砂川道院拳士へ確認

合掌

2012年11月4日(日曜日) 東野幌体育館 08:30開館 09:00集合 09:20分鎮魂行
                          10:00 技術審査開始 午後 学科 
                          15:30 合格者発表

滝川道院 砂川道院申し込み締め切りました。
砂川道院の拳士受験申し込み済み 。
(今回受験者の宿題その他書類は提出済み )
諸費用 北海道連盟納入分 初段 運営費バッジ代  3300円
                  二段 運営費バッジ代  3400円
                  三段 運営費バッジ代  3500円
             振込先 口座番号 郵便局 02750ー7-9355
             加入者 北海道少林寺拳法連盟 昇格係
             受験日2週間前までに納入の事

当日の防具等 フェイスガード以外のもの貸し借り禁止です。
胴は当日自分専用のものを持参の事
拳法着 胴 帯 そうえんのマーク刺繍のもの以外では受験できません。

合掌再拝 

2012年10月11日木曜日

秋の季節、人里に現れる羆 2012 10月10日砂川クラブの稽古

合掌

2012年10月9日午前9時17分上砂川町の羆対策本部から私の携帯に電話があった。3日前から東鶉の人家に頻繁に羆が来ているとの電話であった。砂川の猟友会の事務局長に電話をしても電話に出ないとのことで、思い余り私に出動要請があった。
上砂川町の猟友会員は2名だけであり、事何かあったのでは対応できないために砂川猟友会に救援を依頼されていたのである。その一人が私。
今まさに熊が歩いているとのことだったので、すぐ駆けつけたのである。
自宅から10分もしないうちに現場に到着したところ、砂川警察署の警察官、上砂川町職員が山のほうを見て羆の行方を捜しているところであった。警察官から状況を聴き私も捜索を始めた。羆は3日ほど前から現れ、山の麓のコンポストをそのまま持ち去り、またジンギスカンをした後の残りも持ち去ったとのことであった。

砂川の猟友会のベテランの藤井録郎事務局長が到着し、追い払うための花火を仕掛けに山道を20メートルほど行ったので、私もその後を追った。すぐ追ったのは、銃を持たずに一人では非常に危険だからである。
山道の途中、羆がマーキングしたと思われる跡、羆のとうもろこしの混じった糞を発見したのである。マーキングとは、木の枝を粉々に砕くような行動である。羆の匂いと、柔らかい糞が生々しく残されていたのである。山道には、団栗や栗がたくさん落ちていたのである。この場所はその羆にとって実に快適な縄張りであったようだ。知床の番屋の母子羆のように人と共生していると思えば羆も人を襲う事は無いのだが、そこに生活している人々にとってはそんな事が考えられない事であろう。

羆の夏は最も餌の少ない季節である
春のさくらんぼを食べに来ていた熊たちは、今まさに秋の豊穣の季節を迎えるのである。
親離れした羆の子供たちはついつい人里に出て来て、人の残した食べ物をおいしい自分のものとして確保することとなるのである。
朝早く散歩する人たちと遭遇して、人間界は大騒ぎとなるのが実態である。

狩猟をする人たちの多くは、羆を殺すことを良しとしないと私は感じているのだが、一般のひとたちは狩猟をするひと誰でもが、何でも撃ちたがると誤解しているようだ。
有害駆除は、ボランテイア活動であり、猟友会会員の義務ではないことを知ってもらいたいものである。

花火を仕掛け終わったときに、山道の斜め下の方で笹薮が動く物音を私は聞いたのであった。
「まだ、いる」と私が事務局長に伝え、山道を下ったのである。
民家のある道路に出てから羆の物音のした方に追い払うための花火を仕掛けようと道路を歩いていたその時、パトカーの拡声器から、「羆がいました、今パトカーの後方の山すそにいます。」と非常に大きな興奮した声が聞こえたのである。
この警察官が発見したのであるがその発見が今回の功績と言えば町民の安全の観点から最も大きな功績であると言える。(そのことは、後で駆けつけた砂川署の生活安全化の署員に伝えた。)

そこで私はすぐにその方向に行ったところ、羆の姿を林の暗い中黒い姿を確認したのである。
町の職員、警察官、見に来ていた町民がその行方を見守ったのである。

その羆の行く方向を私も追ったのである。

土曜日の新聞に、その時の様子が載ったようだ。

羆の出没が続いていた中、上砂川中学校から300メートルの山中で、警邏中の警察官と猟友会の会員に雄の羆が発見され駆除されたと。
羆の写真も無くただ短い記事が掲載されただけである。(写真など掲載する必要はないのである。)

これが火曜日砂川道院の稽古日の午前中の羆騒動である。
9月の砂川の羆騒動、9月10月の上砂川の羆騒動はこうして幕を閉じたのだと言いたいところだが、実は砂川の山中では羆が鹿を一頭持ち去ったことが分かっているのでまだ騒動は続く事になる。

10月10日の砂川クラブの稽古の映像です。
酒井克彦拳士(左)に指導を受ける宮本拳士(右 滝川西高等学校1年)

最近の稽古は11月の昇格試験に向けての稽古が主となっている。
勿論、少年部は実戦的動きを主として、後ろ回し蹴りを指導したが、映像は無いのが残念である。

合掌再拝 池上治男




2012年10月7日日曜日

2012年10月7日北海道武專 海鋒雅之先生

合掌

10月秋の深まりの中、山形天童長岡道院海鋒先生が本部派遣教師として参坐された。次代を担う「大丈夫」である。温厚かつ明るい山形人である。
主坐 海鋒先生、打棒 宮末北見道院長、太鼓 札幌平和道院斉藤先生。
素晴らしき「鎮魂のとき」であった。 教区代表を務める海鋒先生の坐禅の姿 映像でとくとご覧あれ。

第6回全国中学生少林寺拳法大会において女子単独演武で第5位に入賞(初段では1位)した、武專研究科の仲野拳士のお嬢さん立命館慶祥中学3年美登里拳士が武專に参坐して挨拶にみえた。
彼女には、大会入賞のお祝いを伝えた。お父さんは勿論お母さんの喜びは例えようもない。
美登里拳士は、深川道院の鈴木道院長の娘さん河南子拳士と稽古をした。

二人の稽古を見ていて感慨深いものがあった。
鈴木道院長は私の弟子であり、砂川道院に入門した鈴木拳士と滝川道院所属の拳士(くにちゃん)と結婚し、河南子拳士はそのお嬢さんである。今日気付いたのであるが、河南子は河南省の河南であると!

私が少林寺拳法を滝川・砂川で布教活動をしていなければ生まれていない生命であったといえるかもしれない。
 滝川道院、砂川道院の拳士間の結婚は10組を超える。

少林寺拳法を通して多くの出会いがあり、可能性を今日の稽古に見た思いがしたのである。

武專は、自己研鑽の高揚の場であり、道場の垣根を越えた交流の場である。

合掌再拝 池上治男

10月22日は私は青森武專出張予定。

守屋先生暫くぶりに参坐されてお元気な様子で何よりでした。

北見武專に札幌から参坐した福田拳士、川渕拳士に今日会ってお礼を申し上げた。
10月は帯広武專である。道央地域からの参坐を一人でも多くお願いしたいものである。

動画には氏名解説は省略してあります。




 



 







2012年9月24日月曜日

2012年9月23日 北見武專





太鼓 帯広南道院長 田森先生
池上による基本指導 鉤手各種

 
一本背投 稽古 
攻者:北見道院 宮末道院長 
守者:松林豪拳士 旭川から参坐


 
上受投を松林拳士を相手に披露する宮末道院長 


 
1 札幌から参坐 右:石狩花川道院 福田拳士
左:帯広南道院 世羅拳士
当日武專の成果演武披露
全国大会に出場予定 

2 左:札幌あかしや道院 川渕拳士 右:帯広南道院佐藤拳士
 


守者本部派遣教師 池上道院長、
攻者:石狩花川道院 福田拳士、帯広南道院 、世羅拳士
二人掛 逆小手 巻小手応用

合掌
2012年9月23日 北見武專である。鎮魂行は実に素晴らしいものであった。田森道院長の桜の木の手作りの打ち棒による素晴らしい太鼓で始まった。

札幌から二人の拳士が参坐
阿達先生の門下生の川渕拳士、石狩花川の福田拳士が遠くから北見の地に駆けつけてくれた。
心からその行動に敬意と感謝を申し上げるものである。二人には道東の拳士の大変さを体験して頂いたものと思う。 拳士とはこうした行動ができなければいけないのである。
口ではいつも格好のいい事をいうが、いざとなったら何もしないでは拳士とは言えないであろう。
身銭を切ることの勇気は何物にもかえがたい。

それだけに派遣教師に与えられた責務は大きい。遠くから参坐した甲斐があったといった思いを持って帰路に着いてもらわなければならないのである。砂川からおよそ4時間半220キロ。
途中、旭川で松林拳士を拾ってに22日土曜日に北見セントラルホテルに向った。
層雲境の滝を見て、鹿に遭遇し秋の始まりの国道をひた走った。

武專当日、会場である北見の体育センターに向った。 ここは以前、北海道大会を開催し記念植樹をしたところである。

いつも道東の武專に協力いただいている先生方に再会するのが楽しみである。

講義
調和の思想 剛柔一体
技術の動きの内に剛柔一体が見出されるか、社会生活の内に剛柔一体が見出されるや否や!

技術指導
乱捕りに自信を持つ勇気
基本から厳しく詳細に説明をし、当身の意義、圧法の意義等について理解を得るよう指導。
闘えないような脆弱な精神ではない、闘わなくともいざとなったとき対応できるために、多くの時間を乱捕りに費やした。
参坐したもの全員総当りである。終日同じ拳士同士の稽古ではなく常に相手を替える本来の組手主体を旨とした。
汗のかかなかった参坐拳士は一人もいなかったはずである。

道東武專の存在意義は、後年にその歴史を高く評価されることを参坐拳士全員に私は心から伝えた。日本最北端の武專である。彼等は経済的にも肉体的にも大変過酷な状況で黙々とその活動を継続していただいている。
北海道連盟の最高表彰をするならば彼等こそ相応しいと言える!

今回の映像は、松林豪拳士に負うところ大である。世界中でこれらの映像が見られている事を松林拳士から聞いた。地球の裏側でもチェックしているようである。裏投など世界中で4千人程が見ているようである。

10月7日は東野幌体育館
10月21日青森武專(十和田市志道館)
10月28日は帯広武專である。(帯広コミセン)

せめて北海道連盟執行部の道院長は道東の武專に参坐してもらいたいものである。
道東武專を何とか活性させることこそ、連盟の行動基盤あることを再認識すべきであろう。

バリュウアップの研修は講師が来なかったために行われず、その時間を法形技術指導を行った。
参坐拳士にとっては技術研修の時間が増えたことでかえって良かったようである。

北海道内はもとより、北海道他地域の武專拳士諸兄姉弟妹 どうか一度でいいから道東武專に参坐してもらいたい。

合掌再拝 池上治男
                


2012年9月20日木曜日

2012年9月砂川クラブ初心者稽古風景

 






  

合掌
9月に入ってからもこの暑さは未だ嘗て経験が無い。
9月は中学高校とテストや学校祭の準備等で稽古参加が少ない時期でもある。
相変わらず羆の人里での遭遇が多発している。

砂川クラブの稽古であるが、初心者が実際に突き蹴りを相手にある程度当てることを体感させる稽古を行った。
子供には、遠慮することなく当てるようにさせることで、種々の体感を得ることとなる。
つまり危険性を体感することである。




2012年9月9日日曜日

2012年9月9日北海道武専 埼玉小宮山宜司先生


                   
小宮山先生技法解説


 
小宮山先生技法解説


 
小宮山先生ご指導 佳境に入る

 合掌
9月9日重陽の節句、北海道武専、昇格試験が実施された。
本部派遣教師は埼玉浦和美園道院の小宮山宜司先生である。昨年の2月の真冬の北海道武専に来道されて以来である。その前は滝川で実施された際に来られた。

今回の武専の映像を開示しますが、雨のために体育館を閉め切ったために、熱気と湿気で大変な暑さであった。先生は埼玉のひとであり、この北海道の暑さも実に過ごしやすい、清清しいとのことであった。
担当講師への技術確認の際の先生の指導は、先生自ら汗だくで行ってもらったのである。

そして午後からの各科担当の講師による一生懸命が、参坐拳士の汗となったのである。
汗のかかない稽古をしたものが誰一人としていなかったはずである。
北海道連盟の素直さは来道される先生の知るところでありその一人として嬉しい限りである。

先生は北海道武專終了後手術される予定である事を昼休みにお聞きした。
驚愕至極!
講義の際終わり頃にそのことを先生から学生に話された事を砂川道院の拳士から聞いた。

武專終了後の先生の講評終了後、理事長挨拶でその事に触れなかったために
先生が退出されてから、野坂理事長からそのことを参坐学生拳士、道院長に改めて知らせ、
手術の成功を全員で祈念申し上げた次第である。

少林寺拳法を心から愛し、少林寺拳法を生涯学習、ライフワークとされていることを垣間見せていただいたのである。

合掌再拝 池上治男




2012年9月8日土曜日

2012年9月7日8日鎮魂行前の様子 柔軟の様子



 



 


 


 


松村美憂拳士柔軟運動
合掌
羆が上砂川 砂川に頻繁に出没しているのが新聞でも大きく報じられている。
上砂川町の羆担当者から先日電話で再度依頼が来た。今回は鮭の燻製つくりの小屋の、勿論その鮭を食べているのを目撃したことから、再度現れたらお願いしたいという電話であった。そのお願いの内容が何かわからないのであるが、兎に角お願いしたいということで、私もわかりましたと返事をしておいた。
しかし、羆にとっては食べ物を見つけ食べただけであり、人間を襲うことのために燻製小屋を訪問したのではない。人間を襲うなら毎晩人家の中に入って来るのであろう。そうなるとこれは大変なことなのだが。
人家のある町なかでの発砲は厳に禁止されている。町なかでの発砲は、法律の何条かの規定で警察立会いの下に発砲の特別許可がいるのである。 安易に発砲することは銃刀法違反で重く罰せられる。しかしそうした方法ではかなり困難を極める。

9月6日7日は芦別から富良野へかけて滝里ダムを見下ろす山の峰伝いに羆の巡視の依頼請けて行って来た。一日約1万3千歩のアップダウンの強行軍である。兎に角両日とも暑いなかでの巡視である。羆の糞がかなり多く発見した。私たちが羆を見つける事が出来なくとも羆の方が私たちを見ているのは間違いないのである。遭遇しなように追い払うのが目的であり、鈴を鳴り響かせながら人間の存在を知らしめる歩行をするのである。

映像は鎮魂行が始まる前に気楽に準備運動がてら動いている様子である。白帯の子供は入門1ヶ月である。道場に来るのが楽しみで仕様がないそうである。

合掌再拝 池上

2012年9月3日月曜日

2012年北大少林寺拳法部夏合宿指導 雑感

砂川道院前庭に芙蓉の花が咲く。かなり大きな花である。


合掌
9月1日2日の2日間大雪青年の家の合宿に指導に行った。OBとしてというより、野坂監督の手伝いと言った方が妥当かもしれない。少林寺拳法が好きで学生時代から続けてきた私自身の夏の過ごし方である。
滝川クラブの午前中の稽古の後、一旦砂川の給油所でガソリンを入れ、大雪へ向ったのである。

近道を行ったのであるが、少し経路を説明しよう。
砂川から歌志内、赤平、芦別、この芦別と美瑛を結ぶ未舗装11キロ近くの山道をオフロード走行を行うのである。
千望峠を降りて途中左に折れて美瑛の街への途中で十勝岳(大雪)へ向うのである。約2時間程で到着したのであるが、途中の未舗装の山道は非常に横滑りをしてかなり危険である。ただ、車本来の機能を発揮する山道である。
出くわした動物は、キタキツネ2匹、野兎一匹であった。
羆、鹿の姿は見えなかった。
対向車線車両は3台ほどだった。お互いに何でこんな道を走るんだと、真っ白に上がる砂埃を見て思ったのではないか。

砂川~滝川~旭川~美瑛~十勝岳 (大雪)へ向うルートに比べても、或いは砂川~赤平~芦別~富良野の手前滝里ダムを左に折れて上富良野(ラベンダー畑のある路線)~美瑛~大雪十勝岳はいずれもオフロード走行路線よりかなり時間を要する。

以前、実は母と旭川空港から戻るときに、ラベンダー畑を見て、この道を戻ったのであるが、流石に、その時の車は平成5年のセンチュリーであり車幅、車長が長く、しかもエアーサスペンションであり流石にオフロード走行は大変であった。母は道路を間違えたのではないかと不安に落ち入ったのだった。途中山道は狭く、車窓から崖が目に入るのだから初めての人にとって恐いのは当然である。

大雪に到着し施設内で、午前中の稽古を終了した野坂監督と会ったのであるが、昨日から来ていて、明日は札幌の研修会があるので午後の稽古の後戻るとのことだった。
しかも、札幌から大雪まで高速とこのオフロードを来たとのことだった。彼の車も今、トヨタのハイブリッドから乗り換えた、四輪駆動のオフロード車であるから問題なく来たようだ。
ただ、帰りは、旭川経由で高速を使って戻るとのことであったが、カーナビを入れる際に、車の性能からして、帰りもオフロードで帰った方が早いし経済的ではないかと勧めたところ、オフロード走行で戻ると言って学生達の合掌礼に見送られた。

午後の稽古は私が白帯、緑帯の学生を担当した。野坂監督は茶帯、黒帯の指導。
基本の最初からの稽古となった。構え、足の運び、鉤手の理論、呼吸法、そして、乱捕り。法形は、内受突、流水受の意味、流水蹴。そして、再び乱捕り。逃げるのではなく、攻撃をかわすことの意味を指導した。彼等は乱捕りというものを今日初めて体験したとのこと。
乱捕りはかなり慣れたようであり、少林寺拳法の持つエネルギーを体感したはずである。

稽古終了後の風呂は勿論掛け流しの温泉である。驚いたことに誠にぬるいのである。水風呂の如きものであった。
当日、空手の少年団が施設に来ていたのである。風呂で騒いでいたのを父親が注意を何度もしていたのであるが、その子供が蛇口を開けたり閉めたりしていた。掛け流しであったので、蛇口を開けたり閉めたり遊んでいるものと思っていたのだが、、実はそれは水の蛇口であった。
父親が風呂から先に上がったのだが、その子はまた風呂に入って来て水の蛇口を開けようとしたので、私がその子供に、何で水を出すのかと聞いたら、気持ちがいいからと返事が返ってきた。
「プールじゃないんだぞ。温泉は水風呂じゃ、温泉の意味がないから、水を出してはダメだ」と言ったところすごすごと風呂から上がって行った。
親もいたので、静かに言って聞かせたのだが、本来なら気合が入るところだ。

私たちが少林寺拳法の大人であるとその子供も親も認識していたはずだが、その父親はまさか子供が水の蛇口をずーと開け放していたとは思ってもみなかったであろう。お湯の掛け合いをやめるようたしなめていたのである。
 稽古終了した後の温泉は体を冷やす冷泉となったのだが、体には良かったのかもしれない。

午後8時半の法話「日常生活に少林寺拳法を活かす」という主題を学生達から与えられた。
大学卒業から今に至るまでの思いを伝えた。私が直面した現実的な事件を取り上げながら如何に少林寺拳法が現実、日常生活に密着しているかを学生諸君にいくらか理解されたなら幸いである。

翌日の稽古は午前午後とも茶帯、有段者を指導した。緑は大学院の古川君が担当した。

終日、乱捕りを主に行った。また、足刀蹴の稽古方法、飛二連蹴、そして圧法に繋がる指導を行った。これらの映像を撮る時間は全くなかったので、その稽古の様子は参加者に聞いてみたらよいでしょう。参坐拳士全員が必死に終日乱捕り三昧であったために映像を撮る時間はなかったのである。

一人ひとりが問題意識を持っての合宿参加であったようだ。
高回し蹴りに対してはどうするのかという質問、金的蹴をもろに金的カップを通してではあるが軽い反撃を体感した拳士は、少林寺拳法の護身の意味を深く理解されたと思う。

今回の成果は初めて乱捕りを経験した白帯、緑帯の学生諸君であったと思うのだが!
有段者は、特に乱捕りにおいて、逃げることではなく、かわして反撃できる強い意思を体感したのではないかということである。

映像が全くないのであるが、合宿は自ら参坐して自らが体感することである。これに尽きる。

できることなら、札幌学院大学、北翔大学と合同合宿とする事など、横の繋がりも期待したいところである。

帰路も暗くなったオフロードを北狐を避け、野兎をかわし約二時間で家に戻った。

乗っていったトヨタのベルタはフルタイム四駆なので遺憾なく性能を発揮した。
埃だらけで戻ったのは言うまでもない。

留守中、自宅からすぐ近くと、上砂川で羆を目撃したことを新聞で知った。

合掌 再拝 池上治男

2012年8月31日金曜日

砂川道院の近くは自然動物園 蝦夷鹿親子が住む

 

合掌
朝の歩行禅、今朝は5時25分に出た。自然豊かな映像を今日は紹介する。
自宅道場から数分の所に砂川市の雪捨て場がある。
今年の冬は嘗てない程の大雪であった。
雪捨て場の雪も8月初旬まで溶け切らず残った。
蝦夷鹿が毎年この雪捨て場周辺で出産するのである。
今年は残雪が長期にわたったのでバンビの姿を見ることが出来ないと思っていたのだが、映像にあるように子育てが始まっていたのだ。
蝦夷鹿は今や有害動物とし駆除の対象となっているのだが、何と愛らしいではないか!
雪捨て場の雪が溶けた水を飲むことと、雪捨て場の草は鹿にとってどうも実においしいらしい。

母鹿は警戒心が強く、私が歩いているのを遠くからじっと見ているのである。
距離350~400メートル程、離れているのだが、耳を欹て通り過ぎるの待っているのである。
この場所は、雄鹿3頭が雌鹿をめぐって争う場所なのである。

北海道の地方は年々人口が減り、野生の動物が増えてきているのである。
羆も年々人家近くに現れるのも無理はないのである。

今日は砂川クラブの稽古日である。
明日の午前中の滝川クラブの稽古終了後、北大の合宿地、大雪に向う。

合掌再拝 池上

2012年8月27日月曜日

2012 8月24日砂川クラブ、8月25日滝川クラブ稽古風景

森副道院長の指導 対天一

 
森副道院長の指導 引天秤

森副道院長の指導


                                 
                   松村美憂拳士と小林幸拳士






合掌

砂川クラブ、滝川クラブの稽古風景です。

滝川道院の森副道院長は、PKO派遣の隊員に対して英語を指導するために、本日より10月半ばまで東京に出張します。
昨年から1年半のアメリカ派遣で培われた英語力を発揮するときです。

滝川道院、滝川クラブの稽古はまた昨年同様になりますが、互いに協力して活動してください。
勿論私の完全参坐に変わりはありません。
森拳士は、東京武専、千葉武専、埼玉武専等に機会を見て参坐することになりますので、アメリカから帰国後、ことし6月からの北海道武専復帰後の参坐回数においては問題ないでしょう。

少林寺拳法の道場における稽古について
少林寺拳法の技術は自分が習い覚えたものを他に向けて教えてみることが大事である。
教えることで復習になるのである、が、しかし、よく陥りやすい事であるが、違って覚えていることを押し付ける事があってはならない。
相互理解が肝要である。

そうした互いの行動規範を基盤として、自分の研究を試させてもらう姿勢は日々の稽古において最も重要である。この事を怠っては進歩発展は望めない。

武専等でもまだ学生である者がよく知ったかぶりをして(先輩風をふかして)これ見よがしに教えるという落とし穴に落ちているものを見かける事がある。

これとは反対に、実に謙虚に技術について研究を重ねている光景を見る事もある。
こうしたことは、真の自信を身につける態度に他ならない。
研究を怠る拳士程、他に悪影響を及ぼすようである。

身心を練磨し、身も心も武の要素を持ちえる道は厳しいものである。

映像にあるように、のんびりやっているようだが、知としての認識を得るための稽古でなければならないのであろう。

合掌再拝 池上

2012年8月23日木曜日

2012 8月22日 北大少林寺拳法部砂川クラブに出稽古

 
北大少林寺拳法部演武


 
軽い乱捕り準備運動を兼ねる

 
軽い乱捕り準備運動を兼ねる

 
手首に対して。龍投げへの流れ

 
突天第二について

 
北大の学生に指導 手首について

 
北大の学生に指導 手首について

合掌
中学、高校生の2012年の夏が終わった。
北大はまだ夏休み中ということもあり、古川拳士他3名が砂川クラブの稽古に参加した。
午後7時開始前に既に参坐していた私と山本雛乃拳士と乱捕り。
その内、北大の学生が到着。着替えた学生と鎮魂行前に準備運動を兼ねた軽い乱捕り。
北大OBの大月拳士も普段経営する病院の関係で金曜日に参坐するのだが、後輩が来るということもあり急遽参坐した。
午後7時に鎮魂行を開始し、鎮魂行終了後法話において最近の国境問題に触れた。
あらゆる国家間の問題は、最後は人間通しの白兵戦になることの意味について説明した。
国に余裕ができると勝手気ままな行動に出る国家の欲等について触れた。

2012年全国中学生大会で女子の単独有段者の部で仲野拳士が総合点において同点1位が3名、仲野拳士は点数的には2位、技術点の関係で5位に入賞した事を伝えた。初めて予選を通過し決勝で入賞するという快挙である。

北海道からの出場拳士の多くが入賞を果たしている。結果の数値を見たが、予選、決戦でやはり審判の判断によると思われる相違が目に付くようであった。
いずれにしても、どんな審判であろうが、彼らの目をうならせるような演武(技術はもちろん武的要素に満ち溢れた)をできるように普段の稽古に励む事だ。
ただ、審判もその判定のための研鑽を積まねばならない。

北海道大会にあって出場した拳士が全国でどれだけの評価を得ているのかを北海道の審判員も知らなければならない。
北海道大会でかなりの低評価をされた拳士が、全国大会で最優秀を始め上位入賞を果たしている拳士がいる事実を知らなければならないということである。 つまり、低評価を下した審判員の技術nにおいての研鑽の怠りが最大の問題であり、審判としての見る目がなかったことだということを認識しなければならない。 
誤審に近い評価をされた事実から、地方大会で入賞しなかった他の拳士に対しても、あられもない低評価を下したかも知れないということである。
人間知らないという事は悲劇である。 
審判員の研修の際、「実際に技術を自ら示範してもらう」こととしなければならないとつくづく思うのである。

法話終了後、今日の稽古の披露演武の最初は小林兄妹の単独演武。
竹房拳士、早坂拳士の組演武。

最初の映像は北大の演武披露である。事前の稽古なしでのいきなりの演武なのでご容赦いただきたい。
大月拳士も天地拳第一を披露。
その後、全員で軽い乱捕りを行った。兎に角、北海道では珍しい暑さという事もあり大量の汗をかいた。
乱捕り終了後、基本の稽古、法形の指導を各科毎に稽古。
海洋センターの床が汗ですべるのであるからどれほど真剣に稽古をしたかがわかる。

砂川海洋センターでの稽古終了後、晴見自宅専有道場に大月拳士、北大少林寺拳法部と共に寄った。9月1日2日に北大の夏合宿の指導に行くこともありその事について会談。
北大少林寺拳法部野坂監督と今年も指導に当たる。

徐々に秋に向い稽古しやすい季節に入ります。秋の昇格試験に向けてしっかり稽古してください。他道院、クラブからの出稽古歓迎

羆が街場に現れる噂も聞かなくなったが、秋になると再び山々は羆や鹿で 溢れるようになる。

秋の山菜を求める人間と野生動物の食べ物めぐってのぶつかり合い、とり会いが始まるのだ。

合掌再拝 池上治男

2012年8月20日月曜日

札幌学院大学北翔大学少林寺拳法部幹部交代式



2012年度少林寺拳法札幌学院大学、北翔大学の幹部交代式が19日18時半から行われたときの映像である。部員数の激減等大変な時期を乗り越えた学生諸君ご苦労様でした。それぞれの進路において少林寺拳法部での苦労と経験を活かし社会生活を送る事を期待する。来年に向けて部活動が活発になるように期待する。我妻拳士が1年のときに入部したときのことを今でも鮮明に記憶している。体重が120キロを肥える巨漢で、移動の稽古では移動するだけで息を切らし、倒れるのではないかと心底監督として心配したものである。稽古中に死ぬのではないかと心配したのである。それが今や、その巨漢にも拘わらず組演武を見事にこなすまでになったのであるから大したものである。しかし、わたしも減量により健康を維持しようと努力しているのだが、我妻拳士もいくらか減量をすることを考えたらよいのではないかと思う。演武で宮田拳士も最後の思い出として北海道大会で単独演武で優秀賞を得た。中村拳士は男子単独演武で最優秀賞を得た。卒業したOBは各方面で活躍しているのも、少林寺拳法部での経験が活かされているからである。卒業生諸君も時間を見つけて部活動の様子を見に来てもらいたいものである。


4年で交代の左札幌学院大学我妻拳士,北翔大宮田拳士
札幌学院大学主将 中村拳士

北翔大学副将 長尾拳士
北翔大学主将 青木拳士

追記 
21日のメールにて、北大少林寺拳法部OB古川拳士から22日の砂川クラブの稽古に参坐したいとの連絡ありました。現役部員も参坐するとのことです。砂川道院、滝川道院の拳士も休まずに参坐するようにしてください。

2012年8月16日木曜日

函館亀田道院専有道場訪問 手坂世志雄先生 富岡児童館

小笠原輝拳士の基本突号令
塚田拳士五段正拳士
田沢颯拳士基本号令
高嶋拳士初段准拳士後方がお母さん初段准拳士
右森村拳士左塚田拳士下受蹴小手投 対武器
函館亀田道院入り口
手坂世志雄 正範士七段
一緒に記念撮影
塚田拳士 森村拳士下受蹴小手投 対武器


 
高嶋親子の稽古

 
 手坂先生と塚田拳士 下受小手投対武器

                                     高嶋親子 塚田拳士 森村拳士 天秤系統

合掌
このお盆の15日に函館亀田道院の新道場訪問と手坂先生の奥様の墓前のお参りに出かけた。
高速道路を使用せずに要した時間はおよそ5時間。その距離330キロである。
丁度この日は亀田道院の稽古日であり、先生の道着をお借りして稽古に参加した。
この道着は新道場を記念して新調したものとのこと。
すっかり稽古の汗で汚してしまった、誠に申し訳ない。

その時の映像をご紹介します。
この日は富岡児童館での稽古日、翌日が真新しい専有道場での稽古とのことであった。

北大函館水産学部の森村拳士も稽古に参加した。遅れてきた彼は私が稽古をしていたのを見て、非常に驚いたようであった。

子供の部においても軽い乱捕りをおこなった。

塚田拳士とも乱捕り。塚田拳士は私より少し年上であるが乱捕りはかなりのものであった。
竜、龍の受けについて説明した。いわゆる剛柔一体についてである。

森村拳士には圧法を詳細に指導したが、驚愕の様子。
北大の拳士は合宿時にこのときの体験の詳細を本人に感想を聞いてみるといいだろう。
また手坂先生の勧めもあり、森村拳士からも乱捕の相手をと申し出があり、快く相手をした。
勿論、いい加減な対応もすることもできず、また本気で相手をする訳にもいかないので受けから即反撃を実際にやって見せた。

手坂先生の指導により、森村拳士は手坂先生の道場での稽古の成果がよく現れていたので、私も嬉しかった。このときの乱捕りの感想も本人に聞いてみたらいいでしょう。

手坂先生の申し出により、他にいくつかの技術指導をしたのだが、亀田道院の拳士の皆さんは私の意図するところをよく理解してくれたので指導のし甲斐があった。

砂川から函館までは兎に角遠いのである。
函館には他にも道院があり、皆さんが札幌武専に通うその大変さをあらためて実感したのである。

手坂先生に9月武専について話したのだが、「勿論野幌には参坐する」とのこと、北見武専に行くことを勧めたところ、「そうだな行ってみるか」とのことであり副理事長としてあるいは少林寺のベテランとして参坐することで道東地区に対しても元気を与えることとなる。

札幌中心の物の考え方だけでは少林寺拳法の布教普及において限界がある。

札幌の拳士が道東の武専に参坐することで相互理解が進む事となる。

技術交流の経験の浅い拳士は積極的に各地に出向き、技術理論を有しているベテランの先生から大いに学ぶべきである。
野に武を有している拳士が存在している事を忘れるなかれ!

合掌再拝 池上治男