2011年10月26日水曜日

千葉英守北海道少林寺拳法連盟会長政経文化セミナー、佐藤正久参議院議員

合掌
10月24日、北海道少林寺拳法連盟会長千葉英守道議会議員の政経文化セミナーに出席した。
千葉会長:希望に満ちた「北海道づくり」住んで良かった北海道づくりをテーマに話された。札幌中央区において先の選挙でトップ当選された先生の力強い話であった。千葉会長は宗由貴総裁と日頃から連絡を取り、少林寺拳法連盟に対してご尽力いただいています。
この日の講演として、参議院議員佐藤正久氏の、心は常に「現場にあり」。
東日本大震災の復旧活動:自衛隊員の過酷な活動、領土問題等日本人としてのあるべき姿について、心をうつ内容であった。
当初、さほどの話ではないであろうと思っていたのだが、現場を熟知経験していなければ話すことのできないものばかりであった。
少林寺拳法の拳士なら、被災地に馳せ参じ、人としての役割を果たすべきと、北海道少林寺拳法連盟の総会でも訴えたのであるが、まさにそれを当然のことであるという同志的行動のできる単なる国会議員ではないことを直感したのである。
まだまだ捨てたものではないと心底感じた。
今まで数多くの政治家を見てきたが、若いがこれ程日本国のことを真剣に考えているのを見たのは久しぶりである。
福島県出身、平成16年自衛隊イラク先遣隊長(ひげの隊長としてマスコミで取り上げられた)、帯広での勤務が最初であったようだ。
今回の被災地における自衛隊の諸君の並々ならぬ活躍等については、涙なしでは窺い知れないことの一端を知る上でも、「ありがとう自衛隊」を読むことを勧めるものである。
「己の命を賭して活動する自衛隊に今こそ感謝の気持ちを送ろう!」
自衛隊を毛嫌いする日本人が数多くいるのを勿論私は知っているが、しかし、日本を防衛する任務が基本である中、今や災害派遣が当然のことのように思っている人たちには認識を変えてもらわなければいけない。

自衛隊は東日本大震災で
初動から人命捜索、遺体搬送時の過酷な状況。
そもそも自衛隊とは何か!
自衛隊はなぜかくも屈強なのか!
自衛隊は今後いかにあるべきか!等々についてについて知る上で、簡易な文章で書かれているので一読することを勧めるものである。

少林寺拳法の拳士にも多くの自衛隊員がいます。北海道の少林寺拳法も西内先生を始め、甲斐先生、その他多くの関係各位の活躍で組織が広まったのはご承知のことである。
同じ日本人として、差別的目で見る傾向にあったことから、いざという時になくてはならぬということを認識すべきことであろう。
実際の話であるが、ある高校で高校教員から、自衛隊員の子供に対してお前の父さんは人殺しをする仕事をしていると言われたと泣きながら話してくれた拳士もいたのを私は知っている。
教職にありながら全く言語道断である。こんな輩に高い税金を払っているのは耐え難い。
しかし、我が少林寺拳法の同士である高校教員には素晴らしい人材が豊富である。
自衛隊とは何かということを、国を挙げて、国民みんなが考えるべきときであることは、佐藤議員にも先頭に立って頑張ってもらいたいものである。

少林寺拳法の鎮魂行と、教育勅語と比較してみては如何か。軍国主義のもとでの教育勅語であったことから全てを民主化のもとでガラガラポンしての現代社会である。

父や母に孝養を尽くし、兄弟は皆仲良くし、夫婦はお互いに助け合い、友だち同士は互いに信頼し合い、人に接するときは礼儀を弁えて接し、自分自身を慎ましく行動せよ。また多くの人には博愛の心をもって善行を行い、勉学に励み、仕事には精を尽くし、そして自分の知識の向上に勉め、道徳を守っていく心を養い、自ら進んで社会公共の利益の為に力を尽くし、公の仕事をする為の努力をせよ。そして国の法律を守り、様々な規則に従い、万一非常事態が発生した時には国家社会の為に自らを犠牲にして事に当たれ。 今野陽三 著「美しかった国、日本」

自衛隊入隊時の宣誓書
強い責任感をもって専心職務の遂行にあたり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえることを誓います。

我々国民は、自衛隊は給料をもらっているから、当たり前だという考え方。
災害派遣で通常一日で上限1620円、著しい危険を伴う場合は倍額。
時給にして200円程度。
事業仕分けの結果予算削減、与えられた迷彩服はたった2着だけ。
津波の後の遺体捜索、腐臭の激しいその遺体を背におぶり搬送することを我々はできるであろうか。
あの寒さの中、乾かすことさえできなかった状況で2着を着まわし、体液のついた悪臭のなかで、冷たいレトルト食品を食することが一般国民にできるであろうか。
それは、その遺体の家族ならいざ知らず、まず不可能である。

私が被災地陸前高田に行っての活動はせいぜい瓦礫の処理であった。
遺体捜索等出来るはずもない。


この非常事態にあってただ文句をつけるだけの国民であってはならない。

愛民愛郷の精神に則り、日本民族福祉を改善せんことを期す。

魅力のない自己は無力なり、絆をもって人間を愛そう!
合掌再拝 池上

10月もあとわずか、稽古の予定に変更はありません。

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