千葉武専の鎮魂行は、施設の関係か、礼拝詞は省略して行われた。
本部派遣教師としての私の紹介、そして挨拶。
挨拶は、千葉県連盟の被災者に対するお見舞い、海岸沿いは多く被災されている、広範囲の震災であることが分かる。陸前高田市での被害についても触れた。
講義の主題は、調和の思想の二、剛柔一体。
講義室は縦長でかなりの人数が入っていた。剛柔一体を体感すること難しいと思われがちだが、日常生活においてもその例は多くあることを示した。
その講義の感想文を見ると講義の理解度はかなり深いことが分かった。
そういう意味で、千葉武専の学生のレベル(修行度)はかなり高いといえる。
予科2年の感想文
日常生活で、剛:強力に何かを押し進める。
柔:剛を実行するための十分な準備、不足を補完する。
本科1年の感想文
少林寺拳法の練習時は剛柔一体を心がけていたが、見方を変えると普段の生活にも応用できるのだと感じた。
日常生活の又社会の中でどう生かすか、どう生かすことができるのか考えさせられた。
高等科3年
全ての動き技の中に剛と柔が関わり合っている、基本をやりつつ乱捕りを行うのが大切。
高等科1年
「何かあったときに行動できる拳士」という言葉が身にしみました。頭で考えていてもなかなか出来ないことだとおもいますが。心がけたいと思います。
研究科2年
剛柔一体の活かし方、道場での指導法等、具体的な解説で分かりやすかった。最近の道場での練習をもう少し実戦的であるべきだと考えていた所でもあり、共感がありました。
研究院
剛法の中に柔法あり、柔法の中に剛法あり。
山登りという行為は剛で準備や段取りなど補完するものが柔。
目打ち(裏手打ち)は柔らかくしなやかに鞭のように柔法的に打つ。
剛柔一体を体感するためにも乱捕りも必要。
講義終了後
基本の指導を担当した。
楽しくできる乱捕りの効用を理解してもらう。
4回は相手を替えての乱捕り(空乱)
直接打撃することは避けながらやることを実際若い拳士を相手にどうやるのかを見せた。
特に高齢者、女性は積極的に行うことを勧めた。
始まったら、その様子は、誠に遠慮なく、汗をかき、且つ楽しく行っている。徐々に技術レベルは上がってきているのが目に見えるようになった。
拳士の戦えるその心に火がついた。
動くことの本能が目覚めたとも言える。
40分の時間を10分オーバーしたが、皆体が軽くなったことと心も鮮やかになったのではないか。
自信と勇気が漲ったのであろう。 体感とは動くことから感じるものか?
叔父の葬儀
93歳の天寿全う。
陸前高田で被災に遭われた青年の紹介をし、その突然の死に比べると、93歳の三姉妹に囲まれて苦しまずに逝った叔父は幸せだったと、親戚代表(葬儀委員長)として話した。
叔父に対する涙より、青年に対する涙が多かった。
忙しい7月の2日3日が終わった。
7月8日は特別昇格の考試員、9日10日は道院長・部長・監督研修会
8日は斉藤君が7段を受験合格するのか?
詳細は後日。
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