2011年6月6日月曜日

北海道高校大会

合掌

北海道高校大会がこの4日5日、岩見沢東高校において開催された。
年々関係教員の努力で活気を呈しているようだ。
岩見沢東の美術の教員小林拳士(北海道武専で指導した経験がある。)がわざわざ私の自宅までパンフレットを直接届けていただきました。
私が空知ブロック長であることから届けてくれたとのこと。
小林先生は日本酒の愛好者とのこと、この時知りました。

さて、砂川高校の小林拳士(滝川道院所属)が初段で単独演武に出場した。
畑教員(砂川道院所属)が状況を逐一報告してくれた。

小林拳士単独演武予選Aコートで2位。
日曜日決勝にて、A、Bコートから予選通過した中で6位入賞
  
最優秀は、昨年中学生大会において、三浦広大拳士が最優秀をとった時に出場した拳士だとのこと。
その時には、彼は予選落ちしたが、高校の最初の大会で見事に最優秀を得たわけだから、努力が実を結んだのだろう。
報告によると、スピードがあり、その速さに多くの得点が入ったのではないかとのこと。私は見ていないのだが、いずれにしても、どんな審判であろうと、その審判員が納得するだけの演武であったのだろう。

小林拳士も大いに努力したであろうし、二段が多い中での6位入賞は良かったのではないか。

砂川道院の拳士は、昇格においてただ受験資格の時間が来たから受験するという拳士は少ない。十分、稽古した後に受験し、それだけに過去誰一人受験に失敗した拳士はいない。

小林拳士は、小学校のときに最優秀賞を得た等の経験は無駄にはなっていない。そのときには、審判団に最優秀の判断をしてもらえた。

          演武というものは非常に難しいものだ。

特に単独演武は、審判講習でも指導しているつもりだが、上段突き一つにしても、どのような角度、速度、間合い等で行うのかが問われる。こうした見極めの判断が非常に難しい。審判するものにとって、高度な知識を求められるだけに、その責任は重い。

指導者が、天地拳の単独演武を実際にこなして、十分に理論的構築をなされているかが大事である。
戦えない少林寺拳法の技法に陥って来ている最近の傾向は由々しき事態である。
戦える技術は、ただ単に速度だけで推し量れないだけに困難を極める。

しかし、演武は見ているものに錯覚を与えようが、うまいなと思わせたら審判の判断が上がるのは致し方ないのかも知れない。
それでいいとは言えないのは当然だが、実戦において耐えうるだけの技量はすぐには身につかないのかもしれない。
稽古稽古あるのみ。法形のみならず、日々の稽古で乱捕りの稽古を決してはずしてはならない。

指導者の道院長は、年齢に関わらず、護身の技術を持ってして他を納得させることが出来る少林寺拳法を表現してもらいたいものだ。

少林寺拳法の凄さを知らず、日々のんべんだらりでは何ら役にはたたない

もっともっと、他の素晴らしい指導者の技術を身につけるべく、努力をしなければならないのではないか。

先生先生と呼ばれるうちに、努力を怠る精神構造になってしまわないように、気をつけることが、大事大事!
他人は口には出さない。

心で見られていることを忘れてはならない

指導者が努力することから真っ先に逃げてしまわないように、あらゆることに挑戦する以外にないのである。

砂川高校に、砂川道院、滝川道院から入学する拳士が続けば、砂川高校にも正式に少林寺拳法部が出来るだろう。
滝川高校、砂川高校と、そして、滝川西高校(一時期少林寺拳法部があった。)にも少林寺拳法部ができれば、基盤が強固になるであろう。

学業と少林寺拳法の活動が相俟って人づくりの絆が強くなるであろう

高校卒業後は、北大、札幌学院大学、北翔大学の少林寺拳法部に入部する流れができれば、いい人生を構築できるものと信じているところです。

松林拳士からも、旭川南高校にも現在8名ほどの少林寺拳法をやる学生がいるようで、高(たか)教員と協力して、また一つクラブができれば幸いだ。
彼等なら、技術的にも意欲も心配ないであろう。

日本中の拳士が、中学・高校生に対して少林寺拳法の素晴らしさを説き指導するように心から期待するものです。

今日、7月の2日3日の千葉武専への出張のための航空券を頼んだ。
2日土曜日の稽古を終了してから、夕方の便で羽田に向かうので、土曜日の稽古はいつもの通りです。

稽古には、いつでも万難を排して参加してください。
私も頑張っています!
日々の鎮魂行は、道院だけではなく、自宅において毎朝行ってください。

合掌 池上

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