2012年8月31日金曜日

砂川道院の近くは自然動物園 蝦夷鹿親子が住む

 

合掌
朝の歩行禅、今朝は5時25分に出た。自然豊かな映像を今日は紹介する。
自宅道場から数分の所に砂川市の雪捨て場がある。
今年の冬は嘗てない程の大雪であった。
雪捨て場の雪も8月初旬まで溶け切らず残った。
蝦夷鹿が毎年この雪捨て場周辺で出産するのである。
今年は残雪が長期にわたったのでバンビの姿を見ることが出来ないと思っていたのだが、映像にあるように子育てが始まっていたのだ。
蝦夷鹿は今や有害動物とし駆除の対象となっているのだが、何と愛らしいではないか!
雪捨て場の雪が溶けた水を飲むことと、雪捨て場の草は鹿にとってどうも実においしいらしい。

母鹿は警戒心が強く、私が歩いているのを遠くからじっと見ているのである。
距離350~400メートル程、離れているのだが、耳を欹て通り過ぎるの待っているのである。
この場所は、雄鹿3頭が雌鹿をめぐって争う場所なのである。

北海道の地方は年々人口が減り、野生の動物が増えてきているのである。
羆も年々人家近くに現れるのも無理はないのである。

今日は砂川クラブの稽古日である。
明日の午前中の滝川クラブの稽古終了後、北大の合宿地、大雪に向う。

合掌再拝 池上

2012年8月27日月曜日

2012 8月24日砂川クラブ、8月25日滝川クラブ稽古風景

森副道院長の指導 対天一

 
森副道院長の指導 引天秤

森副道院長の指導


                                 
                   松村美憂拳士と小林幸拳士






合掌

砂川クラブ、滝川クラブの稽古風景です。

滝川道院の森副道院長は、PKO派遣の隊員に対して英語を指導するために、本日より10月半ばまで東京に出張します。
昨年から1年半のアメリカ派遣で培われた英語力を発揮するときです。

滝川道院、滝川クラブの稽古はまた昨年同様になりますが、互いに協力して活動してください。
勿論私の完全参坐に変わりはありません。
森拳士は、東京武専、千葉武専、埼玉武専等に機会を見て参坐することになりますので、アメリカから帰国後、ことし6月からの北海道武専復帰後の参坐回数においては問題ないでしょう。

少林寺拳法の道場における稽古について
少林寺拳法の技術は自分が習い覚えたものを他に向けて教えてみることが大事である。
教えることで復習になるのである、が、しかし、よく陥りやすい事であるが、違って覚えていることを押し付ける事があってはならない。
相互理解が肝要である。

そうした互いの行動規範を基盤として、自分の研究を試させてもらう姿勢は日々の稽古において最も重要である。この事を怠っては進歩発展は望めない。

武専等でもまだ学生である者がよく知ったかぶりをして(先輩風をふかして)これ見よがしに教えるという落とし穴に落ちているものを見かける事がある。

これとは反対に、実に謙虚に技術について研究を重ねている光景を見る事もある。
こうしたことは、真の自信を身につける態度に他ならない。
研究を怠る拳士程、他に悪影響を及ぼすようである。

身心を練磨し、身も心も武の要素を持ちえる道は厳しいものである。

映像にあるように、のんびりやっているようだが、知としての認識を得るための稽古でなければならないのであろう。

合掌再拝 池上

2012年8月23日木曜日

2012 8月22日 北大少林寺拳法部砂川クラブに出稽古

 
北大少林寺拳法部演武


 
軽い乱捕り準備運動を兼ねる

 
軽い乱捕り準備運動を兼ねる

 
手首に対して。龍投げへの流れ

 
突天第二について

 
北大の学生に指導 手首について

 
北大の学生に指導 手首について

合掌
中学、高校生の2012年の夏が終わった。
北大はまだ夏休み中ということもあり、古川拳士他3名が砂川クラブの稽古に参加した。
午後7時開始前に既に参坐していた私と山本雛乃拳士と乱捕り。
その内、北大の学生が到着。着替えた学生と鎮魂行前に準備運動を兼ねた軽い乱捕り。
北大OBの大月拳士も普段経営する病院の関係で金曜日に参坐するのだが、後輩が来るということもあり急遽参坐した。
午後7時に鎮魂行を開始し、鎮魂行終了後法話において最近の国境問題に触れた。
あらゆる国家間の問題は、最後は人間通しの白兵戦になることの意味について説明した。
国に余裕ができると勝手気ままな行動に出る国家の欲等について触れた。

2012年全国中学生大会で女子の単独有段者の部で仲野拳士が総合点において同点1位が3名、仲野拳士は点数的には2位、技術点の関係で5位に入賞した事を伝えた。初めて予選を通過し決勝で入賞するという快挙である。

北海道からの出場拳士の多くが入賞を果たしている。結果の数値を見たが、予選、決戦でやはり審判の判断によると思われる相違が目に付くようであった。
いずれにしても、どんな審判であろうが、彼らの目をうならせるような演武(技術はもちろん武的要素に満ち溢れた)をできるように普段の稽古に励む事だ。
ただ、審判もその判定のための研鑽を積まねばならない。

北海道大会にあって出場した拳士が全国でどれだけの評価を得ているのかを北海道の審判員も知らなければならない。
北海道大会でかなりの低評価をされた拳士が、全国大会で最優秀を始め上位入賞を果たしている拳士がいる事実を知らなければならないということである。 つまり、低評価を下した審判員の技術nにおいての研鑽の怠りが最大の問題であり、審判としての見る目がなかったことだということを認識しなければならない。 
誤審に近い評価をされた事実から、地方大会で入賞しなかった他の拳士に対しても、あられもない低評価を下したかも知れないということである。
人間知らないという事は悲劇である。 
審判員の研修の際、「実際に技術を自ら示範してもらう」こととしなければならないとつくづく思うのである。

法話終了後、今日の稽古の披露演武の最初は小林兄妹の単独演武。
竹房拳士、早坂拳士の組演武。

最初の映像は北大の演武披露である。事前の稽古なしでのいきなりの演武なのでご容赦いただきたい。
大月拳士も天地拳第一を披露。
その後、全員で軽い乱捕りを行った。兎に角、北海道では珍しい暑さという事もあり大量の汗をかいた。
乱捕り終了後、基本の稽古、法形の指導を各科毎に稽古。
海洋センターの床が汗ですべるのであるからどれほど真剣に稽古をしたかがわかる。

砂川海洋センターでの稽古終了後、晴見自宅専有道場に大月拳士、北大少林寺拳法部と共に寄った。9月1日2日に北大の夏合宿の指導に行くこともありその事について会談。
北大少林寺拳法部野坂監督と今年も指導に当たる。

徐々に秋に向い稽古しやすい季節に入ります。秋の昇格試験に向けてしっかり稽古してください。他道院、クラブからの出稽古歓迎

羆が街場に現れる噂も聞かなくなったが、秋になると再び山々は羆や鹿で 溢れるようになる。

秋の山菜を求める人間と野生動物の食べ物めぐってのぶつかり合い、とり会いが始まるのだ。

合掌再拝 池上治男

2012年8月20日月曜日

札幌学院大学北翔大学少林寺拳法部幹部交代式



2012年度少林寺拳法札幌学院大学、北翔大学の幹部交代式が19日18時半から行われたときの映像である。部員数の激減等大変な時期を乗り越えた学生諸君ご苦労様でした。それぞれの進路において少林寺拳法部での苦労と経験を活かし社会生活を送る事を期待する。来年に向けて部活動が活発になるように期待する。我妻拳士が1年のときに入部したときのことを今でも鮮明に記憶している。体重が120キロを肥える巨漢で、移動の稽古では移動するだけで息を切らし、倒れるのではないかと心底監督として心配したものである。稽古中に死ぬのではないかと心配したのである。それが今や、その巨漢にも拘わらず組演武を見事にこなすまでになったのであるから大したものである。しかし、わたしも減量により健康を維持しようと努力しているのだが、我妻拳士もいくらか減量をすることを考えたらよいのではないかと思う。演武で宮田拳士も最後の思い出として北海道大会で単独演武で優秀賞を得た。中村拳士は男子単独演武で最優秀賞を得た。卒業したOBは各方面で活躍しているのも、少林寺拳法部での経験が活かされているからである。卒業生諸君も時間を見つけて部活動の様子を見に来てもらいたいものである。


4年で交代の左札幌学院大学我妻拳士,北翔大宮田拳士
札幌学院大学主将 中村拳士

北翔大学副将 長尾拳士
北翔大学主将 青木拳士

追記 
21日のメールにて、北大少林寺拳法部OB古川拳士から22日の砂川クラブの稽古に参坐したいとの連絡ありました。現役部員も参坐するとのことです。砂川道院、滝川道院の拳士も休まずに参坐するようにしてください。

2012年8月16日木曜日

函館亀田道院専有道場訪問 手坂世志雄先生 富岡児童館

小笠原輝拳士の基本突号令
塚田拳士五段正拳士
田沢颯拳士基本号令
高嶋拳士初段准拳士後方がお母さん初段准拳士
右森村拳士左塚田拳士下受蹴小手投 対武器
函館亀田道院入り口
手坂世志雄 正範士七段
一緒に記念撮影
塚田拳士 森村拳士下受蹴小手投 対武器


 
高嶋親子の稽古

 
 手坂先生と塚田拳士 下受小手投対武器

                                     高嶋親子 塚田拳士 森村拳士 天秤系統

合掌
このお盆の15日に函館亀田道院の新道場訪問と手坂先生の奥様の墓前のお参りに出かけた。
高速道路を使用せずに要した時間はおよそ5時間。その距離330キロである。
丁度この日は亀田道院の稽古日であり、先生の道着をお借りして稽古に参加した。
この道着は新道場を記念して新調したものとのこと。
すっかり稽古の汗で汚してしまった、誠に申し訳ない。

その時の映像をご紹介します。
この日は富岡児童館での稽古日、翌日が真新しい専有道場での稽古とのことであった。

北大函館水産学部の森村拳士も稽古に参加した。遅れてきた彼は私が稽古をしていたのを見て、非常に驚いたようであった。

子供の部においても軽い乱捕りをおこなった。

塚田拳士とも乱捕り。塚田拳士は私より少し年上であるが乱捕りはかなりのものであった。
竜、龍の受けについて説明した。いわゆる剛柔一体についてである。

森村拳士には圧法を詳細に指導したが、驚愕の様子。
北大の拳士は合宿時にこのときの体験の詳細を本人に感想を聞いてみるといいだろう。
また手坂先生の勧めもあり、森村拳士からも乱捕の相手をと申し出があり、快く相手をした。
勿論、いい加減な対応もすることもできず、また本気で相手をする訳にもいかないので受けから即反撃を実際にやって見せた。

手坂先生の指導により、森村拳士は手坂先生の道場での稽古の成果がよく現れていたので、私も嬉しかった。このときの乱捕りの感想も本人に聞いてみたらいいでしょう。

手坂先生の申し出により、他にいくつかの技術指導をしたのだが、亀田道院の拳士の皆さんは私の意図するところをよく理解してくれたので指導のし甲斐があった。

砂川から函館までは兎に角遠いのである。
函館には他にも道院があり、皆さんが札幌武専に通うその大変さをあらためて実感したのである。

手坂先生に9月武専について話したのだが、「勿論野幌には参坐する」とのこと、北見武専に行くことを勧めたところ、「そうだな行ってみるか」とのことであり副理事長としてあるいは少林寺のベテランとして参坐することで道東地区に対しても元気を与えることとなる。

札幌中心の物の考え方だけでは少林寺拳法の布教普及において限界がある。

札幌の拳士が道東の武専に参坐することで相互理解が進む事となる。

技術交流の経験の浅い拳士は積極的に各地に出向き、技術理論を有しているベテランの先生から大いに学ぶべきである。
野に武を有している拳士が存在している事を忘れるなかれ!

合掌再拝 池上治男

2012年8月8日水曜日

2012年3月1日 北海道砂川小学校3年親子レク 少林寺拳法を学ぶ


合掌
これらの映像は今年の3月1日に砂川小学校3年の親子レクレーションのときの映像である。
初めて少林寺拳法に接する人たちへどのように少林寺拳法を紹介したのかを参考にしていただけたらうれしいのだが。私ならこうする等ということに繋げられたらこのときの時間は無駄にはならなかったことになる。このとき、砂川小学校6年であった竹房薫稀拳士も今や中学1年であり、先日の北海道大会に中学1年の早坂愛莉拳士と女子初段の組演武に出場した。少なからずも少林寺拳法の普及活動の一旦となったせいか定かではないが、この後少林寺拳法に入門した小学生がいたことからそれなりの結果を引き出したのかもしれない。兎に角、初めての人に少林寺拳法を紹介するとき、決して恐怖を与えてはならないのである。

武専等においても、各科担当講師はその言動に十分注意し、責任ある指導をしなくてはならない。講師が自分の指導の責任放棄をした段階で学ぶ者の信頼を一瞬にして失うのである。未熟な者が自分の未熟な技術を教えたがる傾向にあることも聞き及ぶところである。未熟な技術を押し付けられる側にたつとこれほどの苦痛はないことを理解しなければならない。 指導する際に特に注意しなければならぬのは、謙虚さであること、発する言葉に十分気をつけることなどが取りざたされるであろう。
自分の支配下にあると勘違いしている道場での言動をそのままであっては決してならないことをゆめゆめ忘れるなかれ!
合掌再拝池上



 


 


 


 


 



 


 


 




2012年8月5日日曜日

北海道武専2012年8月5日 青森 原宏先生 上砂川の羆騒動

主坐 八戸東道院長 原宏先生

瞑目中の原先生
合掌
先週の北海道大会からたった1週間である。
流石に、参坐が少ない夏休み中の武専開講となった。これは、夏休み或いは先週の大会1週間後の参坐には経済的な問題も影響があったものと考えられる。
北海道は広大なのである。

本部派遣教師は、青森八戸東道院長の原先生である。滝川道院の小関拳士(現在母、男の子2名が拳士である)の元道院長である。小関拳士の子供さんが先週の北海道大会に参加したとき、おばあちゃんや小関拳士の妹さんも応援に八戸から見えていたことを原先生に伝えた。こうした継続している門下生のことは嬉しいものである。

冬の2月の代わりにこの8月を武専開校日にしたのであるが、やや蒸し暑い体育館であったが熱中症の心配は全くない稽古風景であった。北海道武専での本部派遣教師は各科全て指導にまわるのだが、今日参坐した拳士の
打棒 札幌新川道院長 石渡先生

中で最も汗をかいたのが原先生であったことであろう。
しかし、元気溌剌の原先生である。然程のことはない指導であった。
北海道武専は少ないとは言っても今日も100名以上は参坐しているのであるから本部派遣教師も力が入るのである。
北海道武専の学生は誠に直であり、技術稽古は真剣であるので指導するものにとっても喜びが大きいはずである。
前列から、芳賀先生、柴原先生、山崎先生
 

 一昨日から、上砂川町の羆騒動が続き、急遽上砂川町の依頼で現場に出動した。一応ライフル銃持参である。上砂川の猟友会の一人が小熊に発砲したのであるが外したとのことを役場から説明を受けた。
信条唱和
現場に行ったところ、先週の大会に私の相手をしてくれた中野拳士が砂川警察署員として警邏勤務に出ているのに会った。
先週は「圧法で今日は鉄砲」と冗談が飛び出した。
羆の親子はさくらんぼを食べに出てきたのである。小熊にさくらんぼを食べさせたい親心である。
住宅内を大きな羆が闊歩するのは危険と判断し猟友会に依頼が来る事になるのである。上砂川町には猟友会員は2名しかいないために手に負えないのである。
 私は小熊の足跡を追い川を越えて親熊の足跡を捜索した。私一人が川を渡り、対岸に後ろ足32センチの足跡を斜面を登る方向に発見。
警察、町の職員を呼びその足跡を確認するように伝えたが、しかし彼等は長靴を持ってきていなかったのである。それら用意をした後その足跡を撮影した。羆は雪捨て場の広大な緑地に隠れているものと判断した私のアドバイスにより警察、町職員を解散するようにしたのである。
住宅街でライフルを発砲するなど誠に危険極まりない。熊より危険であるというのが我々の基本的判断である。住宅街で羆の親子を射殺するとなると種々の問題が持ち上がるのは明白である。
熊はいずれ山に小熊を連れて帰っていくのである。
おいしいさくらんぼを子供に食べさせたい親心を理解してあげたいものである。
人間の早朝の散歩が羆の発見となり、人間優先から通報、警察自治体の出番となる。が、しかし最終的にいつも猟友会に依頼となるのである。一般的に猟友会は野生動物をみたら何でもかんでも撃ちたがると思っていたならそれは全くの認識不足である。雪のない短かい北海道の夏を野生動物たちにも満喫させる、つまり、人間のエゴでない共生の意識を持つべき時代に入って来ているのかもしれない。

翌朝4時半に上砂川の現場を巡回しに行ったところ、雪捨て場に雌の母鹿1頭、バンビ3頭が草を食んでいた。つまり、そこには既に熊の親子はいないのである。夜の間に人間に気付かれず羆の母子が山に戻ったと思われる。
羆を北海道では、神威という。小熊がいつか堂々たる神威となることを祈るばかりである。人間が騒ぐ町中に来ることなく上砂川の山々を駆け巡ってもらいたい。

こうした物々しい騒ぎの翌日が8月夏の北海道武専であったのである。

合掌再拝 池上治男

動画は主に研究科4年対象
 
切返系統の解説


切返系統の解説


 
切返系統の解説





 
切返系統の解説

 
羅漢拳系統の解説


 
手坂先生 研究科1年小手抜 逆小手の解説