合掌
早いもので2月武専の日を迎えた。
岩見沢付近の吹雪はひどいものだ。
岩見沢市内の在住のひとが家から出られないとのこと。
砂川から国道12号線を走り漸く前方が見えない雪道を抜けた。
本部派遣教師は、菅野先生、東京成瀬道院長。
私は、武専研究院を担当した。武専研究院は本部教師が担当することになっています。
今回は、大山先生にお手伝い頂いた。というのも、先に本部において武専研修会において山﨑理事長が指導された技術内容からしてそれを理解できている人にしかお手伝いは無理だからである。
始めに内受突を前足の捌なしに行う意味を説明しながら相手をどんどん替えて乱捕り形式で体を温めながら行った。
攻者を踵に瞬間に体重移動させる事で倒すことを指導した。
これには、大山先生に更に懇切丁寧に学生諸子に指導していただいた。
他の科に比すると、よもや達人の世界に見えるのかもしれない。
私は、無いものをつかまさせる感覚を体感させることを指導した。
あるものを掴まえるということは、それ自体激突であり、攻者と一体となる吸収ではないことを指導した。
見る見るうちに学生諸子の動きから無駄な力が抜けていく感覚を持ったのではないだろうか。
2011年度の武専研究院の稽古で今回が最も充実した日であったと最後の挨拶で述べた。
神奈川武専感想文 研究科4年
1)「自身確立」という表現は「己の実現を優先し、自他共楽を忘れた状態」と捉えてよいだろうか?
池上回答:まったくその通りです。あなたも更にこの論理をあなたの見方で展開されたらよいと考えます。
「乱捕りから法形を考える」という指摘に多くの刺激を受けました。
2)朝から鎮魂行を実践してみたいと感じました。普段から自分のできることは自分で動けるように心がけて更に磨いていこうと思います。有難うございました。
乱捕り→法形については私も日頃から感じていることで、運用がきちんとできれば有用だと感じました。
3)「1000年に一度のでき事に今動かずしていつ動く、1000年後まで待つのか?」時にはリスクを覚悟で動くべきという事に普段の自分の覚悟不足を痛感しました。
巻き落としからの連続した固め技に感動しました。
4)確かに人は必ず死ぬというのは不動の心理であり、死ぬからどう生きるかという考えになるのだと思います。
今回は体の都合で参加できなかったので、ぜひまた神奈川武専に来てください。
5)毎日鎮魂行をしています。坐禅、動禅を日々続ける内での自己の内面の変化を楽しんでいます。志を大切に豊かな人生を構築していきたいと思います。
短時間の中で、素晴らしい稽古を体感させていただきました。ありがとうございました。
6)歩行禅を行う。鎮魂行を道場及び毎日行う。自己確立:自身確立ではない。座禅は一人で行う。
すばらしい技、色々な処で我々が良く理解できないことをわかりやすく指導して頂き、有難うございました。
7)神奈川からの手紙を思い出しました。開祖の志が直に伝わる指導者論でした。少林寺拳法設立時の熱い思いを伝える事の重要性を感じました。
基本でのあざやかな動きに感度しました。少林寺拳法がPracticalな格技である事が納得できました。少しでも近づきたいです。
8)鎮魂行は内修のスタート「魅力のない自己は無力なり」
9)毎朝鎮魂行を行うと毎日が変わってくるとのお話、ありがとうございました。大変勉強になりました。
閂を極めるときの入り方は大変参考になりました。また、天地拳第三を相対で練習する方法。法形を運用法に結びつけながら行う方法は取り入れていきたいと思います。
10)内修のスタートは「鎮魂行」からということを認識させられました。実践できるようにしたいです。
流れの中で固めに入る一連の動きが流石でした。少しでも近づけるように動きたいです。
11)鎮魂行を毎日されていると聞き驚きました。座禅ではなく歩行禅というものもあると初めて知った。地震のとき、お金も必要だが人がいかないとダメなことが多いというのはその通りだと思う。募金だけでは不十分なのだと思いました。
横転より起き上がりは、腹筋背筋も使うものと初めて知った。これから気をていきたい。
12)魅力のない自己は無力なりと先生に教えて頂き、たしかにそう感じました。金剛禅で修行している内修外修を生かして、今自分でできることをせい一杯行い、魅力ある自己を育てたいと思います。
受身で腹筋背筋を使い音がしない様に受身を行わないといけないということがよく分かりました。
13)毎日鎮魂行をなさっているというお話をお聞きして、自分自身におき換えてみた時努力が足らないと思い知らされました。魅力のない自己は無力なり、内修外修共に生涯修行を続けなくてはいけないと改めて痛感しました。
剛法柔法共に大変美しく勉強させて頂く事が沢山ありました。ありがとうございます。
14)現代の社会生活に結びつく金剛禅の修業のあり方(内修外修)
魅力のない自己は無力なり
15)少林寺拳法の拳士である為には人生を過ごす間は人々の為につくす事を忘れてはならない。人はいつ死を迎えるかわからない為、自他共楽の行動をしていきます。
基本は大変楽しかったです。古い話、技法のかけかたなどが大変良かったです。
16)自己確立→自身確立ではない、魅力のない自己は無力なり。信頼と責任感→命にかかわる時、逃げたら信用を失う。やるべき時にやらないでいつやるか!
以上提出された神奈川武専の感想文の紹介はこれで終了です。
合掌再拝 池上
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