2011年2月21日月曜日

北海道武専2010年度2月武専研究科 乱捕り演武

合掌
2月20日の武専 研究科三年を担当。
技術科目は上受突、上受蹴。これらを研究科において稽古する意味は、受けにおいて吸収する受けになっていて、この関連から上受投、上受逆手投につながることを理解することにある。
さらに、小手投からの関連で逆手捕の内、外の名称と一致していなかったのを使い手(捌手)が相手に接触する部分が体の内か外かで決まることを理解させた。

稽古は最初に当日参加の研究科学生総当りの乱捕りから開始。
当日の技術剛法の受けを後の先ではなく、吸収する如きの先を理解し、これをもって乱捕りにつながることを体感。
最後に当日の技術科目をもって乱捕り演武を実施。 迫力のある今までに経験をしていない感覚を感じたのは、演武中に思わず拍手が起こる等、演武者と見学者の一体感を覚えたのは私だけではなかったのではないか。
こうした稽古は、道院に戻ってからの指導にも少なからず良い影響と本人の自信につながるものと推察される。
魅力ある動きは、学生自身に勇気を与えることにもなる。
学生全員の汗びっしょりは、乱捕りという何が起こるかわからない護身護命のものであったことを感じてくれれば指導に当たった私の喜びである。

合掌再拝 池上

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