2011年2月27日日曜日

大学から稽古に

2011年2月27日
合掌
25日の砂川クラブの稽古に、淡路拳士、徳丸拳士、宮田拳士の三名が夜7時の稽古の1時間前に砂川海洋センターに来ました。淡路拳士が、3月6日の三段受検のための指導を受けに来たのが主な目的でした。他の二人はその同行者。7時の鎮魂行の前に三段技術の指導をしましたが、やはり三段の技術は難しいので大変だったでしょう。

鎮魂行の後、乱捕りを行いました。砂川道院の拳士も大学生と乱捕りを行うのは稀ですので、中にはかなり真剣モードの者もいたようです。砂川道院の拳士は乱捕りの稽古にはかなり習熟していますので、普段どおりの稽古であったようです。
その後、三段受検科目を中心に進めましたが、大学も稽古は現在休みですので細かいところまでうまくはいかない状況で、確認することが精一杯であったようです。
来週も、水曜日金曜日稽古に参加するとのことです。
その方がよいと感じました。

稽古は、やはり毎日怠ることなくやるべきものと、教える側も習う側もあらためて実感した稽古でした。
基本の天地拳を左右から実施するのも、なかなか難しいものです。
自分のからだを思うように動かすことの難しさを、受検という機会にあらためて思い知らされたようです。三段受験時の天地拳は右前から開始ですので難しいのかも知れません。

鎮魂行は体に、精神と肉体のバランスを取り戻してくれる行ですので一日に一度は自分なりに工夫を加えて行うと良いでしょう。意識しての呼吸は、太陽神経叢に己のひかりを与えるものです。
日々の生活の中でいいことは取り入れることを意識し実践するよう心がけては如何か。
毎朝の鎮魂行なら格別の一日を手に入れることでしょう

春を待ち侘びるあらゆる北の大地の生命は、我々人間とて同じ、太陽の強さを感じる3月がもうすぐです。
普段の、生活の忙しさに工夫して稽古に来るよう修行に励みましょう。

合掌再拝 池上

2011年2月24日木曜日

 オリオン座の位置も春の位置に輝く! 砂川滝川春近し!

2011年2月24日(木曜日)
合掌
23日は富士山の日。
砂川の我が家から見られるピンネシリの冬の美しさは富士山に劣ることはない。

午前8時前に、浦臼連山の遥か上空の青空を旭川空港からの一筋の旅客機の航跡がくっきりと目にとまった。
あまり普段空を見上げることがなければ気がつかない冬の景色である。

23日の砂川クラブの稽古は鎮魂行の後、ニュージーランドの地震発生の科学的根拠の説明。

そして、総当りの乱捕りを1時間。

その後、予告通り、諸手切返投の解説。
            振捨表投の解説。
            腰挫送突倒の関連性の解説。

いずれもビデオに収録。参加拳士には、後日、ビデオを渡します。
自分の技術向上に役立ててください。

稽古の終了後、夜空を見上げると、オリオン座の位置が、南にありました。
いよいよ春が近いことを教えています。

今日24日は稽古はありませんが、日々が修行。明日の稽古のために復習予習をしてみては如何!

地震の災害から一人でも生還してくれるよう心から祈る次第です。
失って初めて「ひとの生の尊さ」を思い知らされます。

札幌学院大学と北翔大学の追い出しコンパが3月12日夜に札幌で開催、監督の私は勿論出席する旨、打電してきた中村君に返事しました。

高校受験、大学受験いよいよ追い込みです。頑張ってください

合掌再拝 池上

2011年2月23日水曜日

パソコンの利用は難しいか? 諸手切返投

合掌
2月22日砂川道院の学科において、パソコンの未経験者に電源の配線、差込、入れ方等パソコンの慣れた人なら何だこんなことと言いそうなことから説明し、自分の指、手でやるようにゆっくり指導しました。パソコンを教える人のなかには、よく教える側の立場で指導し、習う側はそういう経過のなかで嫌になり覚えようとしないケースが多々あります。これでは、いつまでも物事が進みません。パソコンを操作し、インターネットを垣間見るようになればいいくらいのことも、パソコン=プロ並みの操作と勘違いさせてしまえばただ苦しみになってしまうに過ぎません。
ある拳士は今日初めて操作して、この滝川道院・砂川道院のホームページを閲覧し、英語副読本の学科の主題を英語で書くことが出来ました。
そうしたゆっくり歩みでパソコンに慣れて行くことが出来れば十分でしょう。
パソコン操作のプロの人には大いに素晴らしい環境をつくっていただければと思います。

技術の指導で諸手切返投を説明しましたが、高度に学べは学ぶほど奥の深い技術であり、23日の砂川クラブの稽古で詳しく説明したいと思います。出来ないことは少しずつ理解していく努力が必要です。修行は、一朝一夕に求めるものではありません。その日その日に学ぼうとすること、そしてそれを楽しみに期待し自分の今の力でやってみることがもっとも大事なことと言えるでしょう。

ブログを開きますと文字が小さいと思いますが、一番トップに出るタイトルの部分をクリックしていただければ、大きな文字の画面に切り替わります。

それでは、今日の海洋センターにおける砂川クラブの稽古で会いましょう。
合掌 池上 There is no royal road to learning!(学問に王道なし!)

2011年2月22日火曜日

2011年2月22日学科 What is True Strength?

2011年2月22日の学科主題

合掌

What is True Strength?

For every person,the relation to 'self' is important .

 To respect oneself requires the courage to say forthrightly what one dislikes and what one sees as wrong,and requires the strength to stop these things from happening.

今まで学校であまり英語を学ばなかった拳士で、少林寺拳法の英語の副読本があるうことを知り、英語を勉強してみたいという希望者がいました。そこで、少し英語に親しむためにも短い文章ですが少しずつ少林寺拳法の英語副読本を参考に勉強していくことにしました。

「愛民愛郷の精神に則り世界の平和と福祉に貢献せんことを期す。」
英語圏の拳士もこうして金剛禅運動を行っていることを私たちも認識することとなる一助となればいいのではないでしょうか。
英語の学習は、年齢には関わりなく学習できます。

合掌再拝 池上

2011年2月21日月曜日

北海道武専2010年度2月武専研究科 乱捕り演武

合掌
2月20日の武専 研究科三年を担当。
技術科目は上受突、上受蹴。これらを研究科において稽古する意味は、受けにおいて吸収する受けになっていて、この関連から上受投、上受逆手投につながることを理解することにある。
さらに、小手投からの関連で逆手捕の内、外の名称と一致していなかったのを使い手(捌手)が相手に接触する部分が体の内か外かで決まることを理解させた。

稽古は最初に当日参加の研究科学生総当りの乱捕りから開始。
当日の技術剛法の受けを後の先ではなく、吸収する如きの先を理解し、これをもって乱捕りにつながることを体感。
最後に当日の技術科目をもって乱捕り演武を実施。 迫力のある今までに経験をしていない感覚を感じたのは、演武中に思わず拍手が起こる等、演武者と見学者の一体感を覚えたのは私だけではなかったのではないか。
こうした稽古は、道院に戻ってからの指導にも少なからず良い影響と本人の自信につながるものと推察される。
魅力ある動きは、学生自身に勇気を与えることにもなる。
学生全員の汗びっしょりは、乱捕りという何が起こるかわからない護身護命のものであったことを感じてくれれば指導に当たった私の喜びである。

合掌再拝 池上

2011年2月19日土曜日

少年のための上受突・大人のための片胸落

合掌
2011年2月19日土曜日の稽古

少年のための上受突の指導;特に注意することは、攻撃がどのようなものなのかを、十分に理解させることが最も大事。
法形上の攻撃の正確さを何度も指導した上で攻撃線を体感させること。
そうしたことを不十分のまま進めても、本人たちにとってもその技術の理解は難しい。
時間をかなり要することになり、少林寺拳法の技術に対する興味を半減或いは、最悪喪失させることになると言わざるを得ない。(勿論、時間を多く要してもかまわないのであるが。)
それだけに、指導する場合、実際に自ら模範を示すことが必要。
この模範が実は難しい。
少年少女が取り組む技術科目の名称と動きの関連を、あきらめることなく指導する我慢強さが要求される。
全体の流れを映像にして残し、指導する者も確認する度量、努力が必要とされるのではないか。
師事して会得することの難しさは、いつの時代でも同様である。
命を守るという護身は少林寺拳法の真髄である。
少林寺拳法は勝ち負けとは全く無縁であり、護身護命が真髄である。

一般拳士からの質問で指導した片胸落、これは、護身術の中でも特徴的な技術である。
指導する際、かなり速度を落として指導しているのだが、一瞬のうちにこれをかけられたなら気絶せんばかりの激痛を伴う。特に力を入れて掴みかかってきている場合の激痛は体験した者にしか分からない秘伝少林寺拳法と言えるのではないか。経絡のただ一点に走る激痛を一度は体感して少林寺拳法の技術の奥深さを理解する修行を期待するものである。
合掌再拝 池上

2011年2月18日金曜日

機構改革に伴う拳士アドレス登録について

合掌
拳士、父兄各位の協力の下、滝川道院、砂川道院の拳士全員の登録を終了することができました。
3月1日から拳士の登録された携帯電話、或いはパソコンに連絡が入ります。
不明の点は道院長まで連絡ください。

最近の稽古において、技術のビデオ撮りを行っていますが、あくまでも「師事して会得する」が基本です。しかし、映像の効果は利用次第で大いに役立つものです。うまくいかない技術を自分の映像を確認できれば、かなりの研究材料として有効です。
出来る限り、映像を参考にするためにも自分自身を映像に残すのもひとつの稽古になるのかもしれません。失敗することの確認は大事な稽古。
合掌再拝 池上