合掌
11月13日東野幌定例武専
本部派遣教師は松久先生。
岐阜県の先生である。
岐阜の武専は、何度か本部教師として派遣された東海武専から独立したばかりである。
後藤先生、青山先生が北海道武専に指導に来られたのを知っている人も多いのではないか。
松久先生は、北海道武専の指導に来られたのは初めてである。
大変、温厚な指導をされたのが印象に残った。
各科に分かれて指導する前に地元武専講師、講師補により当日の科目確認をするのであるが、講師、講師補に対しても実に遠慮がちに指導されていた。
また、学生に対する指導においても、各科全体指導ということで丁寧に指導されていた。
全体の質問タイムにおいても丁寧に質問に応えられていた。
北海道武専においては、今年からこの時間を設けたのであるが、これがなかなか難しいようである。
質問の意図が、他の拳士に理解されにくい場面もあるようだ。
私も全国を廻って指導しているときに学生から受ける質問に対しては、出来る限りその拳士の目線において回答するようにしている。
実際に質問者を相手にその技術を真剣にかけることで納得してもらえるように出来る限りの速度でかけるようにしている。
一瞬にしてその技術が実戦において使えるものだと印象づけるようにしている。
質問タイムは、本部教師が学生相手に怪我をさせてはいけない、がしかし、中途半端であってはならないのである。
質問者の技術レベルは一律ではないのであるが、決して質問者の質問の中身を馬鹿にしたり、そんな質問はおかしいとかいうことがあってはならない。
相手の目線に立たなければ、質問者は二度と質問をしなくなり、信頼関係一瞬にして失うこととなる。
武専学生が自分雄所属する道院長の前だからと言って、質問者が遠慮してはいけない。
道場とは異なる場面が多くあって然るべきである。
先日の質問場面で、「体の小さな女子が体格の大きい男性に一本背投げをする時につぶれるのでどうしたらよいのか」という質問が出た。
この質問は誠に大事な質問である。多くの女性拳士の現実的悩みである。
こうした質問に誠意をもって回答することが肝要である。
また、最近、背投げの稽古に習熟していないものにとっても的確に回答できないものなのであろう。
私もこうした質問に対して、道院長支部長がどういった技術を見本提示するのか見てみたいものである。
丁度この質問の際、伊藤拳士が私の所に来て押受投の質問に来た。
それを実際に掛けて本人の納得できたのを確認していたのであるが、背投げのやり取りは終了していたのでそのやり取りの状況がよく分からなかった。
その質問に対して、そんな質問はおかしいではないかという発言があったようである。
本人とその仲間たちががっかりしていたところ、
後で聞いたのであるが、その質問者に対して厚別の上野先生が詳しく指導してくれたと言ってその拳士は喜んでいた。
。
つまり、その質問者の目線に立ったそうした指導が信頼関係を得るのである。
拳士にとって「良き指導者とは何か」を今一度思い返すことが大事であろう。
先日、上砂川芦別の山に今期初めて猟に行ってきた。
鹿の数の多いことと言ったら、自然破壊が進むのも無理は無いほどである。昔の道東の様相を呈している。
羆にも遭遇し、追いかけたのであるがその足の速さと言ったら凄まじいものがある。
羆も人間が怖いのである。
いや、人間こそが一番恐ろしい自然に対する脅威なのかも知れない。
滝川道院、砂川道院の小関拳士、田中拳士、本間拳士、竹房拳士、雛乃拳士、奥村拳士等が昇級した。子供達にとって昇級は実に活力を産むものであるから、保護者は勿論、指導するものにとっても喜びである。
大月拳士が最近、映画 新少林寺 を見てきたそうである。
ストーリは面白いそうである。
嵩山少林寺を何度も訪問したことのある私にとってもその変遷には興味がある。機会を見て、鑑賞しに行きたいものである。
大月拳士は、筋トレにいそしんでいる。
私も、血糖値を横目で見ながら筋トレをしているのであるが、18日の健康診断で、HA1cが、5.7となり正常値を取り戻した。
直事後の筋トレ、内容は、腕立て伏せ、スクワッツ、ダンベル、腹筋のセットを行うことでこの正常値に至ったのである。
3ヵ月後の検査がどうなっているのか、どうなるのかは私自身の生活習慣にかかっている。
腹囲が締まって来たのは見ての通りである。
31インチのリーバイス501がぴったりである。
合掌再拝 池上
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