2011年11月30日水曜日

James 先生からのメール、中村ゆうきがダラム大学に

合掌

Dear Ikegami Sensei,

I hope this finds you well. I have been very busy writing the final stages of my PhD. I was glad to get your last email and did manage to have it translated.

I received an email from one of your kenshi, Yuki Nakamura, who is in the UK and will come and practice with us at the weekend. We will make sure she is very welcome and enjoys Durham.

Would you like to come to visit Durham next year? Perhaps in June?

I will write again soon but for now please pass my warm regards to your family.

Gassho

As always,

James=

さてさて中村拳士が週末ダラム大学に行くのだが、メールだけのやりとりで
Yuki とあるだけに 宗由貴総裁も Yuki なので、中村君は女性と間違われているようだ。
出迎えに来るダラム大学の拳士は驚くことでしょう。

合掌再拝 池上

2011年11月29日火曜日

20年ぶりにGregg Croteau,MSW が砂川に来ました

合掌
昨日、朝突然20年振りにアメリカボストンからやって来た。
20年前の写真を持って来たのだが、勿論体型は変化していた。
砂川駅に到着していた彼の体型は腹回りがかなりの恰幅。
私の筋肉トレーニングをして、正常な体を維持しているだけにその差は歴然。頭の薄さは同じようなものか。
今丁度朝食を摂っている間これを書いているのだが。
午前8時半の列車で新千歳空港に行き11時のJalで羽田へ、そして成田18時の便でベトナムに発つ。

彼の仕事は青少年の再教育プログラムを創り上げたものであり、
オバマ大統領にも会えるような仕事をしているようだ。

地道な人生を歩んでいるのを知り嬉しかった。

当時マイケル イーストウッドと砂川に滞在した同じ時間を共有していた。
砂川で世話になった山下さんと、居酒屋山小屋で会食した。
実にグレッグのトリートであった。
彼の気持ちを考慮してそれを受けた。

20年の歳月は、still alive が全てを決めるのだということを物語る。

詳細はまた書き込みましょう。

森拳士も写真に入っているのを見て当時を偲ばせる。
森拳士が今アメリカにいるのを教えておいた。

彼はマイケルにEメール何度かしたらしいが返信がなかったようだ。
私の電話番号を本部のウェブサイト利用し、Eメールで教えてもらい連絡をとることにつながったそうだ。

若き日の砂川での経験(月形の刑務所の訪問、網走の刑務所の訪問)等が、今の彼のライフワークを決定付けている。

そろそろ家を出て、山下さんの奥さんにも挨拶をしてから駅に向う。

合掌 再拝 池上

2011年11月28日月曜日

2011年11月度北海道武専 大雪の空知

合掌
11月13日東野幌定例武専

本部派遣教師は松久先生
岐阜県の先生である。
岐阜の武専は、何度か本部教師として派遣された東海武専から独立したばかりである。
後藤先生、青山先生が北海道武専に指導に来られたのを知っている人も多いのではないか。
松久先生は、北海道武専の指導に来られたのは初めてである。
大変、温厚な指導をされたのが印象に残った。

各科に分かれて指導する前に地元武専講師、講師補により当日の科目確認をするのであるが、講師、講師補に対しても実に遠慮がちに指導されていた。
また、学生に対する指導においても、各科全体指導ということで丁寧に指導されていた。

全体の質問タイムにおいても丁寧に質問に応えられていた。

北海道武専においては、今年からこの時間を設けたのであるが、これがなかなか難しいようである。
質問の意図が、他の拳士に理解されにくい場面もあるようだ。

私も全国を廻って指導しているときに学生から受ける質問に対しては、出来る限りその拳士の目線において回答するようにしている。

実際に質問者を相手にその技術を真剣にかけることで納得してもらえるように出来る限りの速度でかけるようにしている。
一瞬にしてその技術が実戦において使えるものだと印象づけるようにしている。
質問タイムは、本部教師が学生相手に怪我をさせてはいけない、がしかし、中途半端であってはならないのである。

質問者の技術レベルは一律ではないのであるが、決して質問者の質問の中身を馬鹿にしたり、そんな質問はおかしいとかいうことがあってはならない。
相手の目線に立たなければ、質問者は二度と質問をしなくなり、信頼関係一瞬にして失うこととなる。

武専学生が自分雄所属する道院長の前だからと言って、質問者が遠慮してはいけない。
道場とは異なる場面が多くあって然るべきである。

先日の質問場面で、「体の小さな女子が体格の大きい男性に一本背投げをする時につぶれるのでどうしたらよいのか」という質問が出た。

この質問は誠に大事な質問である。多くの女性拳士の現実的悩みである。

こうした質問に誠意をもって回答することが肝要である。
また、最近、背投げの稽古に習熟していないものにとっても的確に回答できないものなのであろう。

私もこうした質問に対して、道院長支部長がどういった技術を見本提示するのか見てみたいものである。

丁度この質問の際、伊藤拳士が私の所に来て押受投の質問に来た。
それを実際に掛けて本人の納得できたのを確認していたのであるが、背投げのやり取りは終了していたのでそのやり取りの状況がよく分からなかった。
その質問に対して、そんな質問はおかしいではないかという発言があったようである。
本人とその仲間たちががっかりしていたところ、
後で聞いたのであるが、その質問者に対して厚別の上野先生が詳しく指導してくれたと言ってその拳士は喜んでいた。

つまり、その質問者の目線に立ったそうした指導が信頼関係を得るのである

拳士にとって「良き指導者とは何か」を今一度思い返すことが大事であろう。

先日、上砂川芦別の山に今期初めて猟に行ってきた。
鹿の数の多いことと言ったら、自然破壊が進むのも無理は無いほどである。昔の道東の様相を呈している。

羆にも遭遇し、追いかけたのであるがその足の速さと言ったら凄まじいものがある。

羆も人間が怖いのである。
いや、人間こそが一番恐ろしい自然に対する脅威なのかも知れない。

滝川道院、砂川道院の小関拳士、田中拳士、本間拳士、竹房拳士、雛乃拳士、奥村拳士等が昇級した。子供達にとって昇級は実に活力を産むものであるから、保護者は勿論、指導するものにとっても喜びである。

大月拳士が最近、映画 新少林寺 を見てきたそうである。
ストーリは面白いそうである。
嵩山少林寺を何度も訪問したことのある私にとってもその変遷には興味がある。機会を見て、鑑賞しに行きたいものである。

大月拳士は、筋トレにいそしんでいる。
私も、血糖値を横目で見ながら筋トレをしているのであるが、18日の健康診断で、HA1cが、5.7となり正常値を取り戻した。
直事後の筋トレ、内容は、腕立て伏せ、スクワッツ、ダンベル、腹筋のセットを行うことでこの正常値に至ったのである。

3ヵ月後の検査がどうなっているのか、どうなるのかは私自身の生活習慣にかかっている。
腹囲が締まって来たのは見ての通りである。
31インチのリーバイス501がぴったりである。

合掌再拝 池上

2011年11月7日月曜日

埼玉武専感想文 研究科4年

合掌
4日(金曜日)の砂川クラブの稽古終了後、海洋センターの出口でのこと。
海洋センター駐車場のそばの橋のところで鹿に車が衝突。
鹿はそのまま川に下りて逃げた。車は日産キューブのようで衝突箇所が激しく壊れていた。
ハザードを点滅していた。
鹿との衝突がこんなところで起こったのは私が砂川に昭和50年に戻って来てから初めてのこと。
兎に角、増加の一途を辿っている。可哀想だが駆除を真剣に考えないといけないのだろう。
ハンターに任せるだけでなく市民一人ひとりがその対応を意識しなければいけないのだろう。
農家が電柵を農地の殆どに施したことで、鹿の移動範囲が住民の近くにより近づいたものと考えられる。
羆が民家に近づいたことも、夜間の人の行動もそれぞれが十分気をつけなければならない時代なのであろう。

埼玉武専 感想文 原文のまま

研究科4年
1 指導者論について
武専は教養を高める為もある。先生方のお話が深く入ってくるからでしょう。
豊かな人生を歩むために勉強を、仲間とともに続けていく大切さがわかりました。その為には、その仲間を大切に思いやることの大切さがよくわかりました。

3 考試員審判員資格基礎講座について
  5人1組の実技がたいへんためになりました。
4 実技について
道場でも乱捕りはしますが、あのような長い時間はしないので、息が上がりました。もう少し体力もつけないといけないと感じました。午前中の体への負担が午後までもひびいてしまったのもなさけなく感じました。見学をさせて頂き、それもまたたいへん勉強になりました。

研究科4年
1 指導者論について
生きている間にどう生きるか?ということについて人と人との関わり合うことの大切さを感じました。組手主体も相手との調和の上に成り立ってると感じました。鎮魂行も大切に、日々の修行の中でしっかりとやっていきたいです。

3 考試員審判員資格基礎講座について
考試員審判員講座で皆の前で主審をやるのは初めてで、とても緊張しました。日頃から乱捕りはあまりやる機会がないのでやることも大切だと思いました。慣れていくことが大事ですね。審判の方も協力していきたいです。

4 実技について
乱捕りはやはり必要だと思いました。身体の動かし方を身につけていきたいです。

研究科4年
1 鎮魂行を毎朝行っていらっしゃるというお話は、毎日、余裕なく朝を迎えている私にとっては驚きでありましたが、そのくらいの気持ちで過ごすことが大切ですね。そして自身確立するのではなく他の人の心とも心を通わせながら組手主体の考え方のもと調和を図って正しく自己確立していきたいと思います。

3 考試員審判員資格基礎講座について
乱捕りを行うと同時に審判の経験をしてみるということは道場でもできることですので実践してみます。審判の形も見ている時と実際にやってみるのとは大違いでした。数をやって経験を重ねるというのは大切なことだと実感しました。

4 実技について
とっさに動くということが一番苦手なところですが実践の護身術という意味では、「女性こそ乱捕りを」というのが身にしみます。

研究科4年
1 指導者論について
「立っても禅、座っても禅」という言葉があるが、日 学んで生かせるようにしたい

3 考試員審判員資格基礎講座について
道院の門下生が高齢化して、運用法をあまりやらなくなっているので、それに伴い、審判の機会もへっているのでこのような講座はありがたい。

4 実技について
運用法のススメについては、まさにそのとおりであり、少しでもふかめていきたい

研究科4年
1 指導者論について
哲学的なお話で、禅について深く考えてらっしゃるのだなあと思いました。

3 考試員審判員資格基礎講座について
審判方法(運用法)も覚えておいた方がよいと思いました。また柔法についても運用法の必要性を感じました。

4 実技について
乱捕楽しかったです。また是非ご指導お願いします。

研究科4年
1 北海道武専から埼玉武専に来て2年、池上先生に会えてうれしかったです。先生が歩きながら鎮魂行をしているという話を聞いてどこでも鎮魂行ができるということで自分も実行してみます。

3 考試員審判員資格基礎講座について
運用法の中で審判の練習をする機会がないので、今回実際に練習できてとても良かったです。

4 実技について
池上先生の乱捕りからはじまって実戦の少林寺拳法をまた見ることができて楽しかったです。

研究科4年
1 指導者論について
人間は必ず死ぬという絶対事実に基き、どう生きるかが需要である。死ぬという前提で今を生きるそれだけに真剣になる。一期一会とはこのことであると思う。骨に力を入れて少林寺拳法のけいこをしたいと思います。

4 実技について
実戦的な技の指導を頂き久し振りに骨から力が出ました。わずかな動きで攻撃をかわす技は見応えがありました。
また座禅の重要性についても再認識しました。

これで、10月2日担当した埼玉武専の全ての感想文、数度に分けて掲載しました。参考になればよいのですが。

同じ武専一日を過ごし体験したことの違いが分かることと考えます。

伝えたかったことを理解してくれたこと、また、それぞれがこの日を契機に変化していくことができれば、修行の意義を見出せたことになるのでしょう。

武専の役割は一人ひとりの行動にかかっています。
少林寺拳法の普及布教は、拳士一人ひとりの生き様にかかっているのです。

12月には神奈川武専があります。どんな拳士がいるのか楽しみです。

合掌再拝 池上