アメリカに派遣中の滝川道院森副道院長からのメールを紹介します。
森拳士留守中に、留萌の1981年生まれ、自衛官小山雅明拳士が初めて滝川クラブの稽古に参加しました。
新潟の道院に所属だった。
彼は10年程少林寺拳法の世界から離れていたのですが、今回正式に滝川道院に転籍復帰しました。
24日土曜日の朝稽古の様子!
鎮魂行の後、基本稽古の際も、力を抜くことなく、意識を体の芯に置くことで突き蹴りにも汗だくだくの様相であったことが参加した他の拳士は感じたことでしょう。
おそらく暫くぶりの鎮魂行も、その唱和の発声も自衛官らしい大きな声で!
これはこれは、技術的修正を加えるとかなり技術水準が格段伸びるのではないか。
森拳士にとっては、将来見込みのある拳士が一員となったことで帰国の楽しみがひとつ出来ました。
同じ滝川の自衛官酒井拳士にとっても良きことであったと言えます。
酒井拳士うかうかしてられなくなりました。
ひとりの一生懸命が雰囲気をガラッと変える力を有しています。
それだけに指導する私にとってもやり甲斐があります。
さて、森拳士の近況報告メール開示します。
合掌
米軍に混じっての教育がはじまり6週間ほどたちました。
言葉の弊害もさることながら、論理的に物事を考えることに慣れていないため
大変苦労しています。論理よりも「感情」や「印象」が優先する日本において必要な
教育は「リーダーの育成」、すなわち物事を論理的に考えて、自分の意見をしっかり
もち、発言できる人材の育成が今の日本に大事なのではないかと痛感しております。
自分の意見が言えないのではなく、意見をもっていない。意見をもっていないから
発言できない。英語能力以前の問題。
なんとかがんばっていきたいと思います。
昨日、イラク、アフガニスタンで実戦経験を有している同じクラスの米兵に
少林寺拳法を指導する機会を得ました。
時間があまりなかったので簡単な剛法のみを教えましたが、柔軟性にやや欠けるため
センスはあまりいいほうではありませんでした。
やはりブラックベルトをもっているということで一目おかれています。
アメリカ軍人にとってブラックベルトは我々拳士が思っている以上に大変重みがある様です。
日本にいるとあまり感じませんでしたが、有段者としての自覚をしっかり持つべきだと
いまさらながら思いました。
今後機会があれば柔法を教えていきたいと思います。みな筋骨隆々なのでいい稽古になりそうです。
スガワラさんという男性の方から少林寺拳法を習いたいという電話が滝川の家にかかってきました。
今週の土曜日見学にいくと思いますのでよろしくお願いします。
ブログをいつも楽しみにしております。海外在住者にとって最高の法話学習資料です。
結手 森
このメールにあった、菅原君が土曜日の朝見学に来ていました。
私と、本人の希望を聞いて稽古前に少し話しました。
来週の土曜日にでも、弟さんと一緒に再度来ると言い残して鎮魂行、基本稽古を見学して行きました。
11時まで指導した後、新千歳空港に向かいました。
特別昇格試験等について、また、25日の帰りの高松空港で宗由貴総裁とお会いしました。そのことは次回にしましょう。
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