東京武専に派遣された。
神田のホテルに、BMBのオープンカーで出迎えていただいた。
ルーフオープンで晩春の寒風を切り、荒川総合スポーツセンターに到着した。
保坂先生は 、無類の車好きとのこと。
4月の入学式、校長代理を務めた。
講義は、私の経験を具体的に取り上げながら行った。
学生の聴講態度、理解度は非常に高かった。
私の意図したところを十分理解されたことは、提出された参坐学生の感想文から知る喜びを得た。
北大の後輩で、現在東大勤務(助教)の西村拳士が挨拶に来た。
彼が在函中、手坂先生にお世話になったと話していた。現在、少林寺拳法においても助教を勤めていることを所属長の鈴木秀孝先生からお聞きした。
また、先月の群馬武専に東京武専から参坐した拳士にも再会した。
藤田守先生の主坐による鎮魂行に始まり、新年度の東京武専が幕が開けた。
東京武専、前田新理事長の運営が始まったのである。
大先輩の大屋昭夫先生は体調を崩され欠席された。
また、久保博先生、秋吉好美先生の重鎮にお会いすることができたことも武専ならではのことである。
今年の北海道武専に派遣される伊藤昌昭先生、小池修一先生、今年は北海道派遣がないが菅野洋明先生にもお会いすることができた。
和気藹々と集う他の先生方にも懐かしくお会いすることができた。
講義においては、武専環境の違い(北海道地区)を取り上げながら、「 東京が元気なら大丈夫!」
だと
こころ から伝えた。
魅力あるひとのこころに他人(
ひと)
が集まることを伝えたつもりである。
武専は楽しいところであり、凄いところでもあることをひとりひとりが再認識をすることが肝要。
年齢に応じてがんばる姿に誰しも魅力を感じるはず。
道院の垣根を取っ払って交流し相互理解を深める場であることが、魅力ある武専であるということを共通認識として共有理解されたと信じるものです。
基本稽古は、全員乱捕りを取り入れることで、剛柔一体を体感してもらった。
感想文によるとほぼ全員が、
「乱捕りは楽しかった」「今年はがんばるぞ」等、
やる気満々の感想ばかりであった。
各科技術の時間は
高等科3年を担当した。
皆さんのご協力に感謝!
屈身蹴の質問に対しての指導中、前三枚に入り悶絶させてしまったのは私の不徳の致すところ。
ご指導ご協力いただいていた藤田先生の眼前で起きたために冷やかされた中、活法で呼吸を正常に戻した。高等科3年生全員見守る中の出来事だったので、一瞬凍りついたかもしれませんね、
が、慶応大学で指導しているという彼は何事もなかったかの如く、これを参考に指導すると言ってくれたようだったが違ったかな。
高等科3年の学生諸君の技術意欲が非常に高かったことは、兎に角嬉しい限りであった。
藤田先生にも私から声をかけて、技術指導をしていただいた。
楽しいときを一丸となって過ごした。
代表教務の石間先生、会場の進行を務めた女性拳士にもお礼を申し上げたい。
合掌再拝 池上治男